時間も夜7時くらい。
信号を越えて、道路隔てた向かいのビル前の広場に移動。
スタバとか有るんでどうかな?だったんですが、結構しっくり来る場所が有ったんで、そこで再開する事に。

実は最初のメンツは既に帰ってしまって僕プラス途中からの応援メンツが残る。
いえね、正直ここまで付き合うと帰れなくなってたのが実際。路上ライブが最初から9時までって果なちゃんが決めてたんでその時間か、完売まで付き合う事にする。

移動後、以前に彼女が別の路上で会った事がある高校生グループが寄ってくれたして、見てくれる人は多くなったんですが、CDの売上は伸びない。
おまけに人通りも確実に減っていく一方。
駅前だけど基本住宅街の駅なんでしょうね、都内の繁華街とは違う。
それに見てくれてる人もどうも年齢層が低め。学校か塾の帰り?
1枚1000円だけど、大人とは金銭の価値観が違いますからね。


しかし、僕は今回寄せて貰った今日が特別なのか、いつもこんな感じなのかは分からないけど、色々あって出会いも多くて、個人的には面白かった。
街行く人を眺めるなんて余りしないじゃないですか。
立ち止まって暫く聞いてくれる人、おそるおそるフライヤーに手を出して持って帰ってくれる人。突然話かけてきては号泣する子。子供と手を繋ぎながら泣いて聞いてくれてるお母さん。曲間に積極的に話かけてくれる人、彼女と出身が同じだったりで。
ただ黙ってずっとひとりで聞いてくれる少女も居た、電車の時間を気にはしながら。
お母さんに頼まれて投銭渡しに来てくれるちっちゃい子供、恥ずかしくてなかなか渡せなかったんだけどね。でも、その子に唄は間違えないでねって言われてた(笑)
酔っぱらって絡んだりする人が全く居なかったんで、それはホント良かった。そういうとこ都内とは違うのかも知れない。

さてさてCD、
実は9時を少し前にして、18枚まで行ってたんですよ。
そう後、残り1枚。

ホントは20枚持って来てたんですが、1枚中身を入れ忘れして、19枚です。彼女やらかしてます。もう一回書いておく(笑)

高校生グループが誰か買えよ~とか言ってたんですが、果なちゃんが無理に買わなくて良いよって。ホントに欲しい聴きたいって思う人に買って欲しいから、と。(結構ハッキリと云うでしょ、笑)

そうするうちに、スッとそこそこの大人なスーツ姿の男性。
最後の1枚下さいと。
何か果なちゃんと喋ってるの聞いてると、ああ側にいたんで。
いえいえ僕らは最初集まってくれてた学生グループの先生かなとか思ったんです、そんな感じだったんで。
でも漏れ伝わる話の中に「市長」ってワードが。あれ?ですぐ検索したら、笑。ホンモノの市長さんでした。


しかし市長って全部、車で移動するってイメージだったけど、電車や歩きで移動するんですねぇ。ちょっとへぇってなりました。

そんなこんなで、お陰様で手持ちCD完売。もうこの辺りで何か身内と言うかスタッフみたいな立場になってしまって、嬉しくなってしまっていました。

時間も夜9時を廻って、予定終了。残った数人で喋りながら帰り支度してると、高校生くらいの、でも明らかに外国人の男の子が千円札を出して、
「CDください」と声をかけてくれた。
嬉しいんだけどね、
でも、もう手持ちは売り切れ。
困惑する果なちゃんと彼。

果な「ごめんなさい、もう全部売れてしまって無いんです、また次どこかで」
そうは言うものの、次此処に来るのがいつか分からない。彼と会える確率なんて僅かなものでしかない。
おまけに彼も、じゃあ、と言ってお金を引っ込める訳にもいかず、投銭(おひねり?チップ?)入れの帽子に入れようとする。うん良い子。

で、僕の出番になってしまった(笑)

「CD、有るよ」
えっ?!とみんなが怪訝そうに僕を見る。
そう、
最初に2枚買いしてた僕は、
ケースからおもむろにCDを取りだし、
「ほら、中身の無いケースだけなら有るでしょ、そこにこれ入れて、彼に渡せば良い」





そんな訳で、僕の手元には、CDが入ってないケースが残った訳です。


「今度会った時にさっき言ってたCDを渡しますねぇ(笑)」
いえ、その前に雑談してて、汚しちゃって売り物にならないCDが有るって話をしてて、
それ意外とレアで良いんじゃない?
しらっとケースに入れて売っちゃえば~とか無責任に言ってたんですよ。
「おいおい、そうくるか~笑」
まさか僕のところに回ってくる?
彼女の事だから、
多分、
かなりの確率で僕のところにやって来るかも、
知れないなぁ。
次どこで会うか分からないけど、
まあ楽しみにしておきます。