「女祭」in名古屋
大須シアターカフェにて
2部。
いや、もうほぼ引き続きですが。
「還るばしょ」
監督 塚田万理奈
主人公ちかげ、歯科衛生士として普通に働く毎日。彼氏も普通に居る。コンプレックスを感じるような日常を送っている訳では無い。でも何故か充たされない日々。
多分何が不満なのかも、自分でもよく分かっていないのかもしれない。
心が病んでる状態ですね。
「還るばしょ」とは帰ると言う意味では無く、戻ると言う意味のよう。何処かに誰かにでは無く、自分に還ると言う意味だろう。結局、自分で自分を見つめる事から、また何かが始まる。そんな事では無いのか、と。
主人公の名はちかげ、影です。
それ以外の登場人物の名も、色に纏わる名前です。みどり、あおい、きいと。彼・彼女達が登場するシーンではそれぞれの名前の色に合わせたものを背景に置くなり映すなりしたそうで、結構こだわったようです。
で、もうひとつのこだわりが、ちかげの場合、背景は黒やグレー。対比的な意味合いもあるのでしょう。
後、絶対に「影」を映さないアングルで撮られてたようです。
本人自身が影だから、影を映さない。影はあくまでも影。だけ。
ただ、ラストシーン、
色々有っての、何かをふっ切っての、ラストシーンです。
台詞では、妹に、
「戻ってきたよ」って言うんですが、
つまり、自分なりに心の中を片付けたのか、
つまり自分自身が影と言う存在では無くなったからなのか、そう自分で思えたと言う事です。
ラストシーンだけちかげの影が映るんです。もう彼女は影じゃないよって事なのでしょう。
本当に抜け出せたのかは、疑問ですけどね。表情とかがやはり気になる。そこは祈るばかり、です。
「彼女のひまわり」
監督 川崎僚
嫉妬や妬み、
そんな感情が、実は物語を作るのではと、思う事が多々あります。
そういう有る種、負のエネルギーの方が、強いと思いませんか?
その気持ちが何かを生む。
些細な事なんです。
でも、まだ若い彼女達にとっては、決してそうでは無い。容易く片付けられる感情じゃ無いのでしょう。
誤解と言うのとはすこし違う、すれ違った感情とも、何かしっくりこない、分かってて眼を背けてた、そんな気持ちを、ぶつけたかった。
確めたかった。
ひまわり畑と喪服と真珠のイヤリングがやけに印象に残る短編。
「君のいる町」
監督 野本梢
「光」
監督 野本梢
2作ともミュージックビデオ(MV)です。
君のいる町は「工藤ちゃん」と言う名のアーティストさん。
で、歌詞にも「工藤ちゃんと呼ばないで♪♪」って出てくるんですよね。
一応CD、アルバムですが、持ってるですが、なかなかユニークです。
先日ケイズシネマに舞台挨拶で来られてた時に、買ったCDにサイン貰いに行ったら、
凄く不思議な顔をされました。
「買う人居るんだ?!」って(笑)
思うにライブに来る人じゃなく、
映画を観に来た人が買ったからだと思うんですよね、
わたしのCDを買う人がここには来ない、そんな解釈?
「主演の映画も観ましたよ」
そう言ったら、
「ひえっ~!」
って、更に引かれました。
いや、
もしかして、
僕の存在そのものが引かれた?
笑。
あと、「光」の方ですが実は作品に2パターンが有って、通常のMVとディレクターカットバージョンとでも言いましょうか、長めのが有ります。
何故?
結末が違うんですね。
旦那さん?彼氏?以外の人を好きになる、そういう曲なんで、そういう結末が通常バージョン。
でも、監督の野本さん、どうしてもそういう恋愛の形が容認出来ないらしくて、そう、今どきじゃないんだけど、敢えて、なんだかんだ有っても彼氏の元へ戻る、そういうバージョンを作ってしまいました。穏便に話し合いをして作らせて頂いたようです。
そう、載せてるMVバージョンと別ものを上映会では、見せて頂きましたと言うことです。
いや、分からない事は無いけれど、わざわざ結末変えたバージョン作る???
さすが我らが野本梢と言うしかない。
ああ、3部に続きます。
笑。
