「聖なるもの」をまた観に行ってしまった(苦笑)
大阪九条にあるシネヌーヴォ。
劇場で観たのはこれで4回目です。
ただ「なっちゃんはまだ新宿」も劇場で4回観たんで、これでようやく4対4のドロー。
んん?何の戦いだ?笑。

2017年ムージックラボのグランプリと準グランプリ作品です。ちなみに「聖なるもの」の方がグランプリ。

ムージックラボと言うのは音楽と映像のコラボを条件に創られた映画のコンペイベント。色々参加資格や条件は有るんでしょうが、詳しくは知らない(いつも通り無責任)ただ、音楽がその作品に占める割合と言うか、役割は確実に大きくて多くて重い。

2作品共に中毒性が有るんですね、何故か。音楽と映像のコラボって事も一因かな?だってタイトル聞いただけで、音楽が頭の中で聞こえる気がする。いや実際、音が再生されてるのは間違いないと思うほどに、音楽が記憶に残ってます。そんな作品たち。
今年のムーラボはどうなんだろう?
クラウドファンディングとかに既に参加してる作品も有るんで、まあ素直にそれは推すでしょうが(笑)
ああすいません、聖なるものに関しては書きません。もう散々書いてるんで。

で、本日は(7月1日)、
新宿武蔵野館にて「少女邂逅」。
この作品も前述のムーラボ2017のコンペ参加作品です。
そういう順位付けが無いのですが、事実上3位作品、みたいです。3位って言う表彰はないのですけどね。

新宿武蔵野館の少女邂逅のコーナー


まあ、
テーマが、ちょっと辛いし、見終わった後の感じが更に辛い。切ないという方が適切だろうか?その辺りが、評価が微妙になる部分かな、少なくともグランプリっぽくは無い、という意味です。
でも、僕は大好きだし、とても良い作品だと思う。

ただ、
そんなにドロドロした感は無くて、女子高生に有りがちで、経験ありそうな部分やエピソード、そしてそれを真綿でくるんでファンタジーっぽく表現してるんで、何て言うのでしょう、生っぽさが適度に浄化されてる感じになってます。女子が主人公の話って結構生っぽいと言うか、さらけ出すと言うか、ぶっちゃけると言うか、最近そんな感じ多いんですよね。赤裸々感って、程ほどが良いんだけどなぁ、です。その辺りは嫌味無く描かれてて、自然に見れる。

ふたりの主人公たちの、
イジメ、それが原因の精神的な病い、親からの性虐待、それに反逆するかのような援交や家出、目標や希望が見えない虚無感等々、、、言葉にしてしまうと、どうなの?と思いがちですが、
なんとはなく、
目標が見えずに彷徨うような若さだけで生きてた時代に見てた青春映画みたいな懐かしさを感じたりするんですね。
まあそういう無力感っていつの時でも変わらないのでしょうか。


初めて観た訳では無いんですよ、今回パンフレットが出来たという事で、欲しくてね、劇場にいきました。で、観た。
勿論劇場に行けば、パンフだけ買う事も出来ますよ。笑。


で、パンフが、ね、個人的には泣ける。
若干映画観てないと分からないとは思いますが。

中学の時のイジメで、
そしてそれが原因で
声が出せなくなる。
そんな心の病いになった部分は
監督の実話だそうです。

パンフの中で彼女はそんな14歳の頃の自身に向けて手紙を書かれてます。
イジメが要因で誰とも話せなくなって自身の中に閉じ籠もってた自分に対してです。


14歳の私へ
(一部抜粋)

君が嫌で嫌で仕方のなかった 
たくさんの人と過ごす教室での時間。10年後に君は、全くいまと似たような教室の風景を撮影をする。そして思う。
「もう戻ってこないスペシャルな時間だった」よ。本当だ。
そして、最近君はとある言葉に出会っているね。
「君の人生は君のものだ。これからのどう生きるかも、君次第だ」というもの。この言葉は、これからの君の人生の大きなテーマとなる。
痛みは、そのまま蓋をするといつかに膿んでしまう。一方で、きちんと向き合って見つめていけば、その痛みは財産になる。決して傷は綺麗に治るわけではない。それでも、意味があるものになる。生かすも殺すも自分次第ということだ。
目の前の不幸にしがみついている間も、君の人生の時計は動き続けている。きっと君はそんなことにどこかで気づけるはずだから、どうか今を信じて生きて欲しい。


彼女は、枝優花監督ですが、
彼女は今、ちゃんと映画を撮ってる。
24歳になってるけど、
信じれる何かを見つけたんだろうなと思う。
ああ、そう監督まだ24なんですよ、つまりこの作品を撮影してる時は22とか23とか。そこあんまり触れて貰いたくないみたいですね。
とても若い女性監督が撮ったって言うだけで、結構先入観とか、有る種好奇な目で見られるみたいな。そう思われがちだし。良くも悪くもという事ですね。
ただこの作品に関して言えば、その世代やその時の感性がしっかりと残っていなければ作れないかもしれない、そんな作品だと思います。
と言いながら、実は最初の方で書いてるけど、なんか懐かしいテイストも感じるんだよね、ATGとかね。

そう言えば劇場のお客さん、日曜日だからか、20代の女性とあきらかに映画好きオヤジの2パターンのお客さんだった(笑)


今、YouTubeで「放課後のソーダ日和」って言う「少女邂逅」のアナザーストーリーが配信中です。
貼らないけど(本当不親切)
大人になったミユリ(保紫萌香)がちょっと見れます。イジメられてた子。
この「少女邂逅」を観た人は多分このアナザーストーリーを見ると、なんか気持ちがホッとすると思う。
ミユリ頑張ってんだって。
まあ、本編の映画とテイスト違い過ぎるけど(笑)
ちなみにアナザーストーリーの主演は「アイスと雨音」の主演の森田想さん。
最強の「クリーム」ソーダ探す物語なんですよね。