僕の余りの落ちこみように社長が「土曜日休んで下さい」
と、言った。
僕の憔悴ぶりに見るに見兼ねたのかも知れない。

いや、
僕は金曜日と日曜日に休みが欲しいんですよ。
そう、行きたいライブなんて毎日やってる訳じゃないんですよ。
日にちってのが決まってるんですよ。
土曜日は、やってないんだ~!
そうだ、
やっぱり
日曜仕事変わって下さい!
は無理か、、、ちぇっ!

なんて言える訳もなく、渋々提案を受け入れる。
ほんとの力関係は別にして、一応相手は取締役代表だ。

只まあそうと決まれば僕は切り替えが早い。
お誘いを受けていた舞台の予約を入れ、その後、公開初日の映画を夜に行く事にする。
余裕の時間に何かしようと思ったのですが、舞台も映画もほぼ全て時間が被るんで断念。
予定は舞台と映画、一個づつにして、
後はどっかでビールでも飲んでいようと決める。


ポレポレ東中野ってミニシアター、予約とか無理なんですね。
全て当日券で自由席。
で、例えば21時の上映作品も、12時上映の作品も全てひっくるめて、当日の朝一の作品上映20分前に販売開始。ちなみにこの日は10時なんで、9時40分受付開始でした。

「聖なるもの」
初日。
舞台挨拶はほぼキャストフルメンバー。
行きましたよ、朝9時20分に劇場へ。東中野。
まあ、昼から西荻窪で舞台観るんで、まあ流れ、みたいなものですが、行くともう早速お並び状態(笑)
まあね、21時上映作品のチケットと整理券求めて12時間前に行くって?何?ですよね。頭おかしい?笑。
でも、
御蔭様で整理券番号13番でした。

ちなみに、当日チケット完売で最後の方の方々は立ち見か通路席


こんな感じ。
面白いし、これはこれで話のネタになるか。

ついでに書くと、
入場した10番迄の人達で、最前列センター付近が占領。
僕は通路を挟んで、ちょっとだけ左側最前列を確保。

ポレポレ東中野って初めて行ったんだけど、スクリーンが上方に大きいんですね、横長ではなく、縦に長く正方形な感じ。例によって無茶苦茶見上げる感じ、でした。まあ正直観にくい。
とは言え、映画を観るは当然ですが、基本舞台挨拶目当てなんで、その為の最前列。


この日の注目はW主演女優のおひとり、「南」役の南美櫻さん。
ちなみにもうひとりの主演の小川紗良さんは「小川」って役。面白いけど、何か酷いような気もします。笑。
小川さんは劇中小川役と言う本人の役を演じるにあたって相当葛藤し、岩切監督とも何度も喧嘩したらしい。いや、話し合ったらしい(笑)
只、本編観れば納得だろう。ひたすら魅力的。特に怒ってるシーンが秀逸。

話、戻そう。
南さん、僕はこの作品を結局3回観たんですが、全く彼女、台詞をひと言も喋っていないんです、3回ともね。←これ、一応ジョークです。
なので、今回舞台挨拶で彼女が喋るのか?、どんな声で、どんなキャラなのか?いや、そもそも本当に存在するのか?
もう興味は尽きない、、、

真ん中の黒い服の彼女が南美櫻さん。

存在してましたよ(笑)されてましたよ。動いてましたよ、笑ってましたよ。
正直余りお喋りして欲しくない!なんて感じもしてたんですが、
まあ、少なくともキャラ守ってる感じで、か細く小さな声でお話されてましたね。劇中幽霊扱いですので。
ただ笑いもことごとく取ってて、
いや~、彼女が何か言うといちいち観客が沸くんですよ。確かに面白いし。声も萌える。笑。
この日の舞台挨拶は彼女の為?彼女のモノ?と感じる程に。
と言うか観客も彼女に圧倒的に優しかった(笑)

劇中同様まさしく彼女は「聖なるもの」でしたね。

一応パンフのインタビューとかには、5年前からずっと南さんに映画の出演のオファーをしていたと書かれていたんですが、
当日は監督10年前からですと言い間違えていました。間違えてた訳ではなく、多分10年前からの片思いだったのでしょう。
岩切監督にMCの方がこの脚本って南さん想定のあてがきですか?と聞かれて、そんなレベルの話では無い!みたいな顔で返答されてたのを見ても分かる。
もう恋だね。笑。
ただ、大雪の中を薄着で歩かせたり、海に裸で入らせたり、割といじめてるけどね。
この監督さん、小学生が好きな女の子をいじめたりからかったりするような感じで、女優さん撮るような所あると思うんだけど。笑。
小川さんに滝行させるシーンも、「このシーン、要ります?」と聞かれて、「いや、見たいんで」と素直に答えてる。
「自分が見たい」シーンを撮る。敢えて言えば「自分だけが見たい」だろうか。

「なんのために映画を撮るんですか?」
その質問に
岩切監督、「僕個人の事として、社会で生きていく方法がそれしか無いからです」と。
そんな事は無くて、生きていく方法なんて幾らでもあるだろうけど、

自分が観たいものを撮る、そしてそれを何よりも先ず優先する姿勢は決して崩して欲しくない

と、思いましたね。

ただ、
これで岩切一空監督、自主制作は卒業らしい。