観たいとは思っていたので、正直遠征しようかなと考えていたぐらいだったんですが、4月7日からこっちでもようやく上映開始。
「アイスと雨音」
シネマート心斎橋にて。
どうでもいいことなんだけど、チケットをオンラインで予約。いつものくせでB-1とか選んでしまう。ちなみに舞台挨拶とか無いのにね、結構前。スクリーン近!
ここだとD列とかぐらいがベスト?だと思う。多分ね。
まあ、始まると慣れるだろうけど。
そう、
人は与えられた環境に順応していくんだ(笑)
いや、自分で選んだんだった。
ワンカット74分。そればっかり書かれてるけど、僕も書く。
どんな切口なんだろう?興味津々だったんですね。まあ基本ミーハーなんで(笑)
長回しです。安易に言えば撮影は1日、74分で終わったという事。
勿論、そこに至る部分が大変だし、存在する訳ですが、破綻せずに成立させてた。緊張感ってどんなものだったんだろう?味わいたいような味わいたくない、ような。
劇中同様、舞台の稽古のような日々を送ってたんでしょうね、そして本番当日を迎える。そんな感じかな。
ひとつの場所でなら、想像も出来るし、出来ないことは全く無い。
ただそれだと舞台の撮影になってしまうんですよね。
映画では無い。
動きが必要、場面転換とかね。
違和感なく、展開もあって、場所場所の移動もあり、絵的な広がりも有りましたね。
主役森田想(こころ、芸名がそのまま役名になってます)を中心に彼女をカメラは追い続けます。
彼女が場所を移動することによって、セットが変わり人も変わる。そして字幕で時間の変化を観てる側に伝える。
彼女が着替えに別室に入って、勿論カメラは追い続けますよ。
で、出てくると「初日2週間前」、「初日1週間前」そんな具合です。
監督の実体験がベースなんだそうですね。
突然の舞台公演中止。
悔しさとかの感情と記憶がエネルギーには変わった。
結果おもしろい作品が生まれた訳で、物事良いように考えるべきですね。
劇中ではチケットの売れゆきが芳しくない事が原因。
実際そんな事も有るんでしょうか、
ただ、公演場所として下北沢の本多劇場が舞台とされていて、実際そこを舞台に作品はエンディングに向かう訳なんですが、若干リアルに考えると6人全員をオーディションで選ばれた初舞台で知名度ゼロ、演出家も劇団もさして有名でも無い。それが本多で公演やれる?そこ違和感あったけど、まあ、映像観たら画になってましたね。
立てなかった舞台に立たせる。
それ一点考えると、画になる劇場ですね。
パンフレットのなかにこんな話が載ってました。今回唯一関東在住以外の出演者がいたんですね、大阪。
撮影が全て終わった日の夜。大阪まで夜行バスで帰る彼女をみんなが見送りに来てくれたみたい。仲間としてね。
その時の写真がわざわざパンフに載ってるんだ。敢えて。
劇中エンディングで、カットがかかった後もカメラは回っていて、それもエンドロールとして流れてました。
舞台の上で出演者さん達は直ぐ集まって円陣組んで泣いてたんです。
とにかく芝居は終わったと。
だからなんでもない話なんだけど、そういうのも含んで何か良いなと思いました。
多分、
それが
この作品のラストシーンの続きだと思いました。
もし、この作品にもうワンカット付け加えるとしたら。
そう、もしかしたら怜子の本当の旅立ち。



