PRとか告知って大事ですよね、イベントとか、上映会とか、知らないんじゃどうしようもない。
いい作品だし、長編だし、おまけに無料だよ。
昼夜2回上映で僕は昼の回だったけど、正直寂しい観客。
僕は公式のツイッターをフォローしてるんで見つけたけれど。
まあ、なんか分かりにくく入りにくい雰囲気も有ったけどね。イベントスペースって総体的分かりにくく入りにくい。大事な事なんで2回繰り返す(笑)
まあ夜は監督挨拶やゲストもお越しのようなので、そちらにみなさん行くのかな?
場所は京都三条、メディアショップギャラリーという所でした。
「オーファンズ・ブルース」
監督は工藤梨穂さん。
京都造形芸術大学の卒業制作作品。
東京でも何度か上映されてましたね、大学のその種の作品を集めて合同上映の企画では、ほぼこの作品。つまり2017年度の京造の代表作と言う位置付けでしょうか。
ところで2月に工藤さんの短編「サイケデリックノリコ」と言う作品を観たときの僕の感想。
「ユーモアとアホと才気と密やかな狂気を感じた作品」
上映後、工藤さんと少しお話が出来たので作品の事を聞かせて頂いたんですが、至って常識がお有りのお嬢さん。そういう御対応。
1995年のお生まれ。
劇中キーワードっぽく1995年がちょいちょい顔を出すんですね、で、多分そうだろうと予測しつつ聞いたら「私たちの生まれた年です」との事。卒業制作だからね、でも、96年の人も同学年には居ると思うけど(笑)
いえ、前の作品観たら、この監督多分ヤバイかもって思ったんですよね。そういう作品だった。短編だからさらに凝縮されてた、怪しい感じ。
少なくとも見ためと物腰、しゃべり方も常識人だった。
勿論、内面は知らないけど(笑)
主人公エマ(村上由規乃)の部屋の壁がメモだらけなんですよ。おまけに暗いし。日常の生活にも支障が有るのかな、そんな予測?感情?で見てる。
そんな彼女に一枚の絵が届く。ゾウの絵 。行方不明のヤンからのもの。
エマはその手紙を頼りにヤンを探す旅に出る。
途上、ヤンの弟バン(上川拓郎)と、その彼女のユリ(辻凪子)と出会う。
しかし、バン、勤めていた店の売り上げ金と車を盗んで逃げてる最中。
流れで?笑。一緒に逃げるはめに。
最初だけ恐いお兄さん達が出てくるよ、後半は出て来ないけど逃亡中って言う印象は引きずってる。逃げなくちゃ俺達に明日は無い!的な感じです。
基本はヤンを探してる?そんなロードムービィ。
エマは、冒頭のメモだらけの部屋に象徴されるように、彼女記憶が上手く出来ないようなんですね。そういう病気かな。
はっきりと説明は無いけど。メモの為の手帳いつも持ち歩いてるし、無ければ体じゅうに書くんですよ。思いついた事は。
忘れたくない事とかね。
エマって覚えられない病気みたいです。
そして進行してるようだし。
ヤンって実は結婚してたし。
でも相変わらず行方不明だし。
何となく、もう生きてないようだし。
バン(ヤンの弟)の事をヤン!って、最後の方はもう呼んでるし。
なんか、色々分からなくなってる、ようだし。
それでも生きる意味が何処かにあるのだろう、そう思う。
生への執着は有るんだよ、何かを求めてる。それは思うし、伝わる。
切ないけれど。
工藤監督「分かりにくいとこ、多いとは思います」
笑。監督がそれ言っちゃダメですよ。
「伝えたいものは、受け取った気はしてます、今、直ぐに言葉に置き換える気はしないですけど」
それは、いい意味でね。咀嚼したい。
だって、僕はひとり、終演後、思わず拍手してたよ。
らしくなかったけれど(笑)
