いきなり個人的な話ですが3月は土日祝日が全部仕事。
で、取りましたよ代休、煮詰まる前に。休める日が金曜日しか無かっただけだけど。
朝がのんびりってだけで気分が変わりますよね、いえ、お忙しい方すいません(笑)

午後から活動開始、野暮用済ませて、国立国際美術館へ。
3月9日から18日まで今、大阪アジアン映画祭ってのが開催中。
何故か、この場所でそのうちの2作が上映。
あと、次いででこっちも見ようかなと。


上の写真、若干気になるかも、ですがスルーで。
僕も分からない(笑)

「フローラ」って短編映画がユニーク。展示です。
表裏一体のスクリーン。音声は共通なんですが、一方は初老男性、カラーの映像で、もう一方はモノクロで若い女性。同じ物語をふたつの視点で描いています。
ふたりは親子。親子の話です。初老の男性が息子で若い女性が母親。つまり息子が今の映像で、母は若い時。だからモノクロですね。
そういう対比の見せ方。
で、同時進行。同じ音声を使用してるからですね。
美術館の順路の都合で、最初に目に入るのが息子側の映像なので、皆様、そっちで観てたけれど、僕は裏を見つけて、若い時の母側の映像を観てました。その方が良いと思うけれど(笑)
観るならね。おじいさまより若い娘。
面白いけれど、普通の劇場では上映不可ですね。笑。
背中合わせでスクリーンがふたつ必要。



「湯気満ちて」
監督 田中里奈

「Protest」
監督 田尻泰嵩

どっちも30分の短編です。

中央が田中監督

一番奥が田尻監督。

田尻監督作「Protest」は宗教をテーマにしてて、キリスト教ですけどね、
主人公は、僕は神の声が聞こえるとかいって、自分の恋人や教会の他の信者さんとかにも自分のやり方みたいな事を広めようとするんですが、明らかに異端なんですね、と言うか駄目ですよね。暴力的だし、それで恋人が相談しに行った若い神父さんと、揉めるみたいな話。最後弾みで包丁刺しちゃうとかね。結構酷い。
で、作品が硬い。ガチガチ。
いっそコメディにすれば良かったのに、っていう作品。狂気全面で。
監督も上映後のトークで、作り方間違えた!みたいな話をされてた。いや、そこまでは言ってないか(笑)それに近いニュアンス。
まあ、撮影に教会を貸して貰ったり、アドバイスを頂いたりの協力が有ったようで、
馬鹿なものは作れない、ってなったようなのですが、弾みとは言え、教会で人を包丁で刺すシーン撮ってるんだからねぇ。いっその事(笑)
あと、次作はコメディなマフィアもの?撮りたいって。

「湯気満ちて」は、田中里奈監督、開口一番コメディ撮りました。との事。
テーマは妊活。何故か、まだ同棲中のカップルなんだけど、彼女が妊活のセミナーとかに通ってるんですね。実際子供が欲しそうにも見えないんだけど、何故か、通ってる。
ニュアンスとしては、今の同棲状態に変化を求めて?って感じでしょうか?あと実は相手(彼?旦那?)いないのに来てる人とかも居る。実際の取材に基づく部分も有るとの事。
セミナーの部分とか、まあまあ、滑稽。もう少しデフォルメすれば?とか思いながら観てる。
同棲相手は、会社行くってスーツにネクタイなんだけど、実際は便利屋さん。途中で着替える。お婆ちゃんの葉書書きの代筆したり、犬の散歩させたり。
別に悪いわけではないので、こうなった経緯とかが知りたくなったけど、説明は無し。短編だからね、その編、とばしたかな?
後半結構ドタバタしてましたね、コメディらしく。ただドタバタの台詞回しとかテンポが若干、ユルいのが・・・悪くないネタあったのに。難しいですね、コメディって。
で、逆に普通のカットが魅力的なんですね。主人公の女性の日常とか、ね。エンディングが急にシリアスな感じで終わるんだけど、なんか怖さを感じさせるものの方が、良いような、気がしました。
台詞劇じゃなく、溜めの効いた映像でジワジワくるような作品とか。

もしかしたら、入れ換えて撮ったら、なんて。
いえ、無責任ですね(笑)

こちらも次作企画進行中だけど、話聞いてる限りはコメディタッチみたい。
いやホント、オカルトとか、撮ればいいのに(笑)


で、
上映、舞台挨拶終わりで、
そのまま神戸へと。


元町映画館。

初めて行く映画館。
ああ、神戸です。横浜じゃない。
神戸も久し振り、1年前くらいは2週間に1回くらいのペースで来てたけれど。遠征が増えて時間が無くなった(笑)

本日は、首藤凛監督スペシャルプログラムの日。
「さよなら沢田先生」
「また一緒に寝ようね」
で、次いでに
「なっちゃんはまだ新宿」
笑。どんだけ好きやねん!ですね。劇場で5回目だわ。好きなんだろうね(笑)若干他人事みたいに言ってみる。
過去作2作含め3作、製作順に上映されました。


凛監督曰く、成長感じられましたでしょ。との事。
実は終映後、トークイベントが有るのは分かってたんで、全作主演の池田夏海さんの事を聞こうと考えてたんだけど、いきなりMCの女性が、それを聞いてしまった(笑)
あれ?先、越された、です。
「池田夏海さんの魅力とか、良いところ教えて下さい」
彼女、本来女優さんでは無いんですね。昔からの親友で、その繋りだけでいつも出演してくれてたんだそうです。だからなっちゃんの時も、就職するんで無理!って所をこれで最後ってお願いして(嘘ついて)口説き落としたらしいです。
「今日はみなさん過去作順に観ていただいたらお分かりかもしれませんが、彼女劣化してるんですよ、それがなんか普通っぽくて良い」
「人って普通は劣化するでしょ」
「多分今最初の頃から比べて10キロくらい太ってます」
まあ、親友だから遠慮無しですね。
ただ次作は、就職済みで主演無理らしい。なので30歳くらいに仕事やめて、映画の主演してもらう予定です、だって。
僕突っこみましたよ、「それ、責任とれます?!」
まあ、「その頃は巨匠となって、たっぷりギャラ出します」

首藤さんの作品、食べ物食べるシーンが多いんですがそれと平行して、凄く粗末に扱ってませんか?
誰かの質問。僕ではない。まあ、直ぐ食いつくけれど。
「個人的な事ですが、私の母親って料理が全く駄目だったんです。で、なんですかね、料理に対しての恨みのようなものが有るんですね、実際母親絶対美味しくないのに、何故か作る事が好きで、美味しくないものずっと食べさせられたトラウマかも知れません」
「それ、善意のある虐待ですよね?」←僕
笑。

「さよなら沢田先生」
予備校の先生に恋する話なのだろうか?で、勝手に諦めて、振られた気分になって暴走する感じ。最後家の塀に生え揃ったツタをむしって終わる。
実は2回目だけど、いまだに気持ちが友好的にならない作品。

「また一緒に寝ようね」
同棲中のカップルの腐れ縁みたいなお話。
男は無職。何もしてない。あるトラウマが有って、その後、コウモリが天井にびっしりと張りついてる幻覚が見え始めて、日常生活が上手く送れなくなってしまった。友人が部屋で首吊ってるのを見つけた事が要因。
彼女は理解してるが、くすぶる気持ちとのバランスが上手くとれなくなりつつあり、他の男性に逃げ道を求めようともするのだけど、やはり彼の事が好きな気持ちを消せない。

沢田先生の事のトークでも言われてたのだけど、作品が若干、実体験ぽいのですよ、恋愛感とかの部分、こちらの作品も、かなと思いつつ、聞けなかったな。
好き過ぎてなっちゃんばっかり質問してしまった。多すぎて書けないけれど(笑)

エンディングがもう、破滅的過ぎる。帰ってきたらマンションが火事になってて、4階の1室だけが火を吹いてる映像(笑)
赤ちゃんの鳴き声に、彼女反応して、ペットボトルのお茶をかぶって、部屋に飛びこみ赤ちゃん救出、と、思いきや、4階。部屋は火と煙。窓から飛び降りようにも飛べない、、、、で終わり。

これ、まさに今の主人公の彼女の精神状態?
勝手に深読み。
前にも後ろにも進めず、おまけに人の命という重いものを抱えてる状態。どうする?と

でも、どんな、終わり方?
ホント困ったな(笑)