「わたしたちの家」


今日行ったミニシアターって、座席指定とかじゃないんで、チケットを買うと整理券をくれるんですね。で、その整理券順に10分前から入場するシステム。
小劇場のお芝居の自由席とおんなじなんで、慣れてるんだけど、そうなると1番2番とか目指そうとすると朝一からチケットを買いに、いかなくてはいけない、と言う事になる。
えっ?どうしたって?
いえ、上映時間1時間前に行ったんですが、整理券番号47番。結構、後なんで、好きな席には座れなかった。と言うお話。笑。

初日で監督挨拶有り、
皆さん早いなあ、そういうの好きだよなぁ(笑)


本題。
一見変なお話なんですが、
僕のブログではお馴染み
そう、
パラレルワールドのお話って思えばなんでも無いお話です。
そう、SFですね。
最初に書いてしまった(笑)

舞台はおんなじ家。
間取りも家具の配置も同じだったり、似てたり。
ようは同じ一件の家を舞台に、同時進行でふたつの「わたしたち」が住んで、生きてるお話です。
ひとつは父親が失踪した母娘のふたり暮らし。一方、記憶喪失の女と正体不明の女の謎のふたり暮らし組。
観ている側はどういう事なんだ?って思うらしい。なんだこの話おかしい、ってね。
おんなじ家なのにふたつの生活が重なる事はなく、でも、時折、もうひとつの暮らしが、チラホラと感じられたり、繋がりかけたりするんですね。その辺りは結構スリルも感じる。
障子越しに、話声が聞こえるんで、穴開けたのが、もう一方の暮らしの部屋にその穴が残ってたり、誰かの気配に!思わず誰?!って投げつけた花瓶が向こうの暮らしに存在したり。障子の穴で向こうを覗こうと指を刺すだけの行為もなかなかスリリングを感じるように描かれています。
と言うか、家具や小物はもうすでに行き来しているみたいですね。
いえ、正確に言うと使い回ししてる(笑)
本当は違う生活なんで、変えなきゃいけないところを、わざとか、面倒なのか、うっかりなのか、分かりませんが、まあいいかっ!でそのままにして撮影してる、そんな気もします。その方が謎っぽいし、遊び心あるでしょう、みたいな感覚。
で、その感覚とかに結構映画作家関係者批評家皆様食いついてるんです
ね、面白がってる。
物凄く普通な暮らしのお話なんだけど実はSFではよくあるパラレルワールドのお話。宇宙船とか秘密機関とかが出てこないだけです。つまりは、そう言うことです(笑)
いえ、僕が勝手に決めつけてますが。

監督は清原惟さん。
この作品、大学の卒業制作作品ですね。堂々とクレジットされてた。
で、監督、絶対に狙ってやってます。
SFテイストって思われないように、ファンタジーって思われないように、極力普通のお話風に作られてます。
多分ね。
でも、突っ込みどころ多いけど。

それと、謎ばかり呈示して、なにひとつ解決せずに、作品を終わらせてるのも、逆に新しい!って思いそうですね。それも有りか!ってね。
いや、ホントなにひとつ不思議な部分の謎解きをしないで、全てスルーで終わらせてるんですよ、
結構な数の謎が有るんですが、どれにも解答が呈示されない。聞いても答えてくれない(笑)
全てが日常生活。
そんな風に片付けられてる。

観た人それぞれで感じ考え答えはお好きにどうぞって事なんでしょうが、推理が当たったか外れかが全く分からない、このもどかしさはどうすれば良いのか?笑。
と言う作品。