ピンカートンに会いに行く
新宿武蔵野館にて
1月28日

プライドとか、嫉妬とか、わだかまりとか、世間体とか、そういうのを引っくるめて、取り敢えず、もういっか!的に、
先ずはやってみよう。気持ちの向く方向へ、そんなお話。

中野の舞台観劇終わりで、新宿へ移動。
新宿武蔵野館って初めてでしたけど、オープンな感じのミニシアターでしたね。
もう少し、隠れ家感があっても良かったかなってね、とは思いました。
うんロビー明るい。あと、暖房効きすぎ、暑い(笑)暖かいと書いておこうかな。


神崎優子(大きい写真のえっ!って顔のお方です)、主人公。30代って言ってるけど、それも後半です。
独身。派遣社員やってます。と言うのも、20年前、とあるアイドルグループのリーダーで、未だに夢を追って、芸能事務所に所属中。でも、来る仕事といえば学生の自主製作映画のチョイ役に、パチンコ店の営業とか、パチンコ店の営業とか、パチンコ店の営業とか、です。
なんか、諦められないようなんですね。でも、思うような生き方、出来ない。

で、もう一人の主人公が松本浩一。まだ若いレコード会社の社員。
彼が子供の頃に大好きだったけれど、彼がせっかく観に行ったコンサート、そのコンサート開演直前に空中分解してしまった伝説のアイドルグループ「ピンカートン」を再結成
させたい!(そんな企画、よく通ったなあとは思いますが)つまりあの日、観れなかったコンサートを自分の手で実現させたい!ようなのです。いわゆる、情熱だけは持ってる!ってタイプですね。線は細いけど。
そんな松本と優子の彼・彼女の物語。いえ、決して恋愛ものではございません(笑)

優子がね、本当に口が悪い!思う事を何にも、くるまないで言ってしまうタイプですね。まあ見てて面白いくらいに、です。
内田慈(ちか)さんが見事に演じておられる。もう、嫌になるくらいズケズケと入ってくる感じです。

左から鈴木まはなさん、芋生悠さん、岡本夏美さん(中川葵役)、小川あんさん(神崎優子役)柴田杏花さん。

この作品では20年前と現在がちょくちょく入れ替わって、若しくは並行して描かれてますが、20年前の現役アイドル時代の優子役の小川あんさんも良い味出してます。若い分、何言っても許せるし(笑)←駄目ですね、これ(笑)
で、松本の直撃に引かれつつも変にプライド高い優子は断るのですが、その直後に事務所から契約解除を言い渡され、さあ、もう後が無くなった優子は松本の提案に乗ります。でも、嫌そうにね(笑)プライド高い!
まあ、ここから、かってのメンバー1人1人に2人で会いに行くんですが、其処で露呈される優子の嫌われ振り。優子は私が行けば二つ返事とばかりの調子なんですが、悪口ばっか。昔の辞め方が悪かったようですね。
それ結構根に持たれてる。
前述したように、20年前の経緯も並行して語られます。解散の経緯ですね。結成から、レッスンや下積み時代、
でも急に脚光を浴びるんです。
ちょっとした切っ掛け。
ああ5人組アイドルグループですが、
メンバーの一人がマスコミに取り上げられ、それこそ1億人に一人の美少女発見!みたいな感じですね。どっかで聞いたような話ですが(笑)
それで人気急上昇します。
で~も~、
人気の出たのは中川葵だけ、なんです。
この時は岡本夏美さんが演じてます。まあ可愛い(笑)
で、よくあるお話ですが、事務所は人気のある葵だけ、ソロデビューさせようとします。
そういうのは他のメンバーにも伝わりますし、元々一人だけ人気って状況もグループの歪みでしかない。モヤモヤだけが拡がります。メンバーも、葵自身もですね。

あと、
優子と葵は、元々仲が良かった二人なんです。いつも一緒だった。
映画ではその辺りも描かれてます。

で、何故ですかね?コンサート前に、葵だけマネージャーに呼ばれます。「ちょっと話、いい?」みたいな感じで。タイミング悪くないか(笑)
残された4人は、はは~んってな感じです。
「葵、抜けるんのかな?」
「ええ~、4人になるの~?」
「ねえ優子、何にも聞いてないの?
あんたら仲いいじゃん」
仲良いのに、何も相談とかされてないの?的な言葉に優子は、傷つくのと同時に間違いなく怒ったんでしょうね、キレたと言うべきか。
おまけに優子はリーダーでも有りますから、そっちもプライド傷つけられる。事務所も葵も許せねぇ!

葵は実はソロデビューの話を断ります。
でもそういう気持ちを前にせめて優子には言っておくべきでしたね。

出てきた葵に、もうすっかり頭が沸騰している優子は、ろくに話も聞かず、一方的に怒りをぶつけてしまいます。
葵も、売られたケンカを買うタイプだったんですね、大事な事を言う前に、そう言わずに、
それこそ、ブチキレて、
コンサート会場から消えてしまいます。結果、失踪みたいな感じになり、
コンサートは急遽、中止。

その時、優子も、他のメンバーに言ってしまう。
これから私たちどうする?って話に、
「もう、どうでもいいじゃん、私も辞めるし」
で、グループは消滅。
「ねえ、優子、リーダーだし、最後にひと言なんか無いの?」
「ん?、、なんも、ねえしぃ」
じゃ、駄目だよね。

3人はまあ、割りと簡単に見つかります。みんな一般人してます、大まか普通に。
二人は割りと企画に乗り気になってくれます。その辺のやり取りも面白い。会話劇なんですよ、この作品。

問題が発生します。
肝心の葵が見つからない、消息不明。グループのセンターですからね。居ないと話にならない。
で、探します。
色んな人に会います。
で、で、色々彼女のその後が、まるで謎を解くかのように、見えてきます。20年前のあの場所のその後の話。

で、分かった事でとても大事な事がひとつ。
あのコンサート直前失踪から数年後、葵も何かを諦めきれずに芸能の世界に戻り、芸能事務所に所属し続けてたと言う事。小さいところだけどね。そして、優子と同じように大きな仕事をさせて貰えるような事にはならなかったみたい。それこそパチンコ店の営業とか、パチンコ店の営業とか。ですね。
それを教えてくれた元居た事務所の社長?マネージャー?は最低な奴だったんだけど、まあ今のバイト先は教えてくれたんです。

劇場行くと、今こんなコーナーが有って、写真撮れます。
ちなみに右が葵役の松本若菜さん。
もう一人の主人公。

バイトは、ショピングモールかイベント会場?空気清浄機のデモンストレーション係のお姉さん。
上記の写真が制服です。
遠目にね、優子が彼女を見て、帰っちゃいます。
綺麗なんですよ、多分誰が見ても。
ちょっと、ようやく登場の今の葵におお~となりました。少なくとも僕は。
でもなんか、優子にしたら嫌なんでしょうね、もっと違う場所でキラキラしてて、ほしかったんじゃないかな。あと、今の自分の事も冷静に考えて、自分に当てはめてしまった?
こんなはずじゃない!、そんなはずじゃない!と言う具合に。

でも数日もしないうちに、優子の中で、
こんなはずじゃない、が、ただあるとき、膨らみ過ぎたんじゃないかな?我慢出来なくなってしまう。そう逆に、今、やりたい事を全力でやろう!って気持ちになるんです。仕事投げ出して、葵の所に飛んで行ってしまう。色んな思いを伝える為に。
二人の再会は、とても良い場面。あと、その前に、優子をその気にさせるスイッチを押させた、そんなシーンが有るんですが、そこがとても良い。

今の優子と20年前の優子が話す所。

いえ、例によって脱線しますが、20年前とか20年後とかの自分と話したくないですか?どっちが良いかと尋ねられても困るでしょうが、話をしてみたいとは思う。いや、聞いてみたい、勿論歴史が変わらない程度で。

それからも色々あって、でも再結成コンサートは実現します!
結果は苦笑いですが(笑)

まだ上映中で、あと3月から全国上映も始まります。劇中の会話、やり取りが面白いです。そうそれは観ないと分からない。僕も書けない。

いつまでも夢を見てる、そんな方には、しみじみと伝わる作品です。多分。

あと、実は芋生悠さん目当てで行ったんですよ。あんまり出てないですが。
それと、松本役の田村建太郎さん、上映中からどっかで見た俳優さんだよなぁって思い続けて、1日経ってブログ書き始めてようやく思い出したんです。
「恋とサヨナラとハワイ」の主役の人だぁ~!って。映画2回見てブログも書いたのに、どんだけ印象が無い?笑。まあ、僕が男優さんに本当、興味無いだけなんですが。いえ、本当興味無い(笑)男優さんには。

あと、思わせぶりなタイトル、なんかすいません(笑)