劇団fool
夢-戦華-
この場所には、記憶があります。思い出と言う奴です。
1年半振りにこの場所で観る舞台。
僕のリ・スタート地点。
ここから始まった。
遠ざかってしまってたものに戻ってきた感覚。
芝居はいい、演劇はいい、舞台は面白い。
そういう感情です。
1年半前の事。
冒頭から個人的でした。
foolさんは前回の「華」に続いての2回目の本公演。ネコ脱出さんとのコラボ公演も観に行きましたが、それ以来ですね。
受付5分前に行ったんですが、もう並んでた(笑。近隣迷惑なんで駄目だって書いてたのにね、まあ僕も少し早めに行ってる訳だけど、
そう言えばコラボ公演の時は1時間前に既に列並んでたな、駄目だって言われてるのにね、笑)
さて本題
基本、話が繋がってるんですよ、以前の公演達と。
なので登場人物達が何人か被ってるんですね。
以前の公演は時代が現代の設定に対して今公演は幕末が舞台です。
つまり、
ここが全ての始りです。
「華」は御神町のアパートで暮らす霊の見える学生さんと幽霊達のお話でしたが(それ以前のシリーズも)
その幽霊達が生きていた時代のお話ですね。
「幕府」と呼ばれる支配者達、夢を掲げて自由を目指す「月光社」誰もが自分の天下を目指す、そんな時代。そして3人の若者もその時代を生きていた。そう彼らの物語でもあります。
幕府のアギトとそして4天王は、何せ死なない。切ろうが突こうが撃とうが千切ろうが瞬時に治って回復する化け物のような連中。おまけに魔力のような能力さえも備える。
そう、そもそも勝てる訳が無い。
しかしそこに立ち向かう月光社の若者達。こんな時代は嫌だと叫んで。
只、見事に散ってしまう。
脆く儚く。
そして物語は10年後。
一人の青年が立ち上がる。(3人組のひとりです)月光社の名前を掲げて。彼は言う。夢を持てと。
ふたたび集う者達。そして更に登場する新キャラ?それと再登場組。「海賊」と「陽炎」。
この話で語られるキーワードのひとつに「友だち」「家族」があります。
「貴方と私は、友だち?」「俺らは家族みたいなもんなんだから」等々
繋がりや絆を持ちたいんですね。ことある事にそんなやりとりが繰り返されます。こんな抑圧された世の中だからでしょうか。言葉にしないと分からない。
で、なんだかんだあります(笑)
全部書いてると長い。
離れた絆を取り戻し、失われた感情を掴み直し、壊れた形を作り直して、彼らは「今」を戦い取ります。
色んな思いを乗り越えて。
ちょっとどこかのアニメっぽいですよね、色々と(笑)でも泣ける芝居だった。思いが詰まっててね。
あと説明しておくと、幕府の化け物5人は何か特殊な薬で死なない体を手に入れ天下を掌握したんですが、その能力を失わせる薬を作った薬の天才みたいな奴がいて、それを使って、月光社グループ(既に海賊や陽炎グループはこっち側に入ってます、連合軍みたいな感じでしょうか)が勝利します。つまり倒幕。
急に幕末感ですね(笑)
只、最後、海賊達と主役の3人組が船で海の向うへ旅立つんですよ、
もっと大きな世界を見てみたいとか言ってね、
もう某アニメじゃんって口に出しそうだった(笑)
本編終了後、スピンオフの短編作品が上演。10分くらいの作品です。
本編では、戦いや病にもう死んでしまったふたりの九玲(役名)とスイ(当然役名)の話なんですが、
心残りがあって、死んでしまっているのに僕らはあっちへ行けないって、やりたい事があって幽霊として此処に残ってるって内容です。
スイ「もう遅いのかな?」
九玲「大丈夫、いつからでも又始められるさ」
夢を持っている限りはね・・・
って、幽霊に言われてしまった。
でも、そう言う事なんですよね。
いつでもどこからでも、走り始めれば良い。って事。生きている限りはね。
スピンオフとかは撮影OKだったので、YouTubeとかで結構あがってます。「夢戦華」で検索されたら観れます。
ちなみに僕は撮ってない、
只、見てました(笑)
おまけ
レオニダス麻布十番店にて
終演後、ちょいと寄りました。
勿論稚菜店長は絶賛舞台稽古中なので不在です。
「お姉ちゃん元気?」
「会ってない」
「?」
「私が出かける時は寝てるし、私が寝てからしか帰って来ないし」
そう言う事らしい。
ちょっと笑った。

