「Groovy」
シアターセブンにて


本来のテーマは自殺は音楽で救えるか、的な事。かも?
ストレートに捉えれば。
最初、そう語ってます。
それを大真面目に研究する男の日々をユーチューバーが追う物語。

MOOSIC  LABって映画フェスは基本、音楽×映画、それが最大のテーマ、もしくは縛り?(笑、誰か監督さんが言ってた)なので、ついついミュージックビデオ風になったり、ライヴシーンが結構有ったりするんですね、
ただ、この作品は、聴くと自殺をやめたくなる音楽を作っていく過程と言うか試行錯誤するためのサンプリング集めで、色んな人、例えば幻聴が聴こえる人、それによって精神的な病気を抱え慢性的な自殺願望者になった人に会って、なにがしらの音を再現してもらい、集めてくるっていう作業で、サンプル化し、統計化し、それを元に具現化する。
何、書いてたんだ、オレ?みたいだけど、集めて音楽にするって事。音楽を作るイメージにする、でしょうね。自殺抑止、の音楽。
そういう事です。
あと、半分エロです(笑)そういうカット多目。
上記と共に、人間を楽器にして、その本能の部分、生(性?)の部分が発するなにがしらのエネルギーを音楽にするって取り組みもしてて、
って?
どっち?ってなりました。観ててね。繋がってるような風にしてるけど、僕の中では違和感は発生。
一緒に住んでる、まあまあ根深いトラウマで喋れなくなった女性を人体実験みたいな事を仕掛けて、
と言うかそうする事で、閃いた感覚を元に音楽を作るって事、
極端な刺激が無いと作曲出来ない?、簡単に言えば、です。単に理屈つけてるだけですね。彼女が精神崩壊しても構わない?救う為?両方かな?
取り敢えずは最高?の愛情?から得た感性から一曲の音楽を作り上げるんですね。その過程が何か酷いんですが。う~ん、書けない。酷いんで。
で、そんな感じで完成した音楽を知り合った自殺願望の女性に送るんですよね、送信。ああ佐藤さんって言います。でも、彼女と連絡が取れなくて、部屋に駆けつけると、首括って倒れてる彼女を見つける。
テーブルに置かれたスマホからは彼が作った曲が流れ続けている。
つまり、後押しする曲を作ってしまったんですね。精神が上り詰めるっていう音楽を作ってしまった事に彼は気付く。
助かると言うより、終わる事になりますからね、上り詰めるって。多分そういう要素を抱えた人にとっては、きっと。

そんな彼を追い、映像を撮り続けるユーチューバーさんの配信シーンが度々入るんですが、まあ酷い。ヘラヘラ笑いながら、事の経緯を配信してる。ことのほかとても不真面目に。わざとでしょうね演出。とても不快になります。興味本位だけで観に来てる奴もたくさん居るんですが、みんなに見てもらって、それで儲かってま~すみたいな事も言ってたり、まあ、観に来て適当に責任の無いコメント出す奴もどうなんだ?って言いたいんでしょう、観る側の事。
酷い話ほど、面白くて興味の対象にする。君らはそういう奴らです!みたいな。
この作品で評価出来るといえば評価出来る所でしょうか。

オチが何か、もうひとつなんですよね、研究者、ああ神崎さんって言います、今思い出した(笑)彼が作った曲が駅のホームで自殺防止専用の音楽として、流されるようになりました!ってのですが、どうよ?

あと、
映画エンディング前の話の続き。
神崎さん、喋れない彼女に金属バットで殴られまくる、まあ殴らせるんだけど、そこにユーチューバー呼びつけて映像撮れ!ってね。で、これで何かが生まれる!みたいな感じで、最後に脳天一撃。バタリ。
その後どうなったか?は不明。
で、一応、その喋れない彼女が最後に駅のホームにひとりで立ってる所で終わり。
向かいのホームにはユーチューバーさんが偶然居てね。先の台詞。
「彼の作った曲が自殺防止用音楽として駅のホームで流されるようになりました」って。

救える?