レオニダス麻布十番店にて
日曜日の朝。
街はもうクリスマス仕様?
扉を開ける。カランコロン。
でも、誰もいない。
奥の方でガタガタと。なんかやってるみたい。
で、ひょいっと、隙間から覗く福原稚菜。僕を認識し、また消える。
いやいや、今、僕見たよね、確認したよね、若干挨拶してなかった?小さくおはようございますって、何、僕だから敢えてスルーなのか?!笑。
またガタガタがしばらく続く。
「元気だった~?」音のする方へ声をかける。返事はない。やはり僕は放置みたい。
そして、ようやくようやく出てくるも無言でカウンター回りをバタバタ片付け始める。
「最近すっかり音沙汰が余りしないんよね~?」僕もよくわからない日本語で背中越しに声をかける。
なんか返事らしき「ごにゃごにゃ」が聞こえた気はする(笑)
片付け終え、しっかり手を洗い、チョコを量るハカリに金属のトレーをゆるりと置くと、
僕に正面に対し、
ゆっくりと彼女は言った。
口元に笑みを浮かべ、
「お決りですか?」
やりやがった・・・・(負けるな、俺。)
「忙しい?」
「なんか色々追われてて」
「SNSとか発信しないし」
「書くのスランプです。
舞台とかも結構観てるんですね、良いのも幾つか有ったし、ブログも下書きはしてるんですけど、まとめられない」
「ようは?」
「心に余裕がない」
笑。
「写真撮って良い?」
「良いけど、何、持とうかな~、後、お店的には、此処で」
言ってクリスマスアソートを両手でPR。
「でも、どうしてですか?、珍しい」
「いや、ホントに来てるって証明(笑)あと、たまにはレオニダスに来た~みたいなのツイートしてみたい、キャラじゃないけど」
確かに僕がやっても受け入れて貰えないけれど(笑)
ついつい、皮肉が入るんだよね、残念ながら。
舞台のお話とかしてると、珍しくお客様が来店。いえ、僕が居るとホントに人が来なくなるんですよ。貧乏神みたいなもの?
僕が居ないとき、絶対言われてる気がする(笑)居ても言うけど。それと疫病神とか言われるともっと嫌だけど。
数個チョコを単品で買われて、全く会話無しでお帰り。ほんの数分の事。
僕が居たからなら、申し訳なかったって思ったら、
「今の方、多分フォロワーさんで、よく来られるんですけど、絶対に名乗られないんです、無駄口も無し」
「へえー奥ゆかしい」
「こちらから聞けないですしね」
「さすがに、ね」
「でしょう」
「僕みたいに、俺が俺がって感じの、図図しいやつもいるのに」
「さすがに自覚は有るんだ」
おい!おい!
クリスマス、そしてバレンタイン、チョコ屋さんの忙しい季節だけど、彼女も違う事で多忙になりそうな。
なんだろう?(笑)
僕本来の期待はそっちだしね。
