今日のテーマは「話を聞く」についてです。

デール・カーネギーさんの「人を動かす」は皆さん読んだことがありますか?

私は最近いろいろな本を読んでいるのですが、そこに共通して書かれているものとして《傾聴力》というものがあります。

「人を動かす」でもこれについて触れられていました。

傾聴力とは要するに《話を聞く》ということですが、みなさんはできていますか?

私はできていると思いこんでいましたが、全然できていませんでした。

ここでいう《話を聞く》というのは以下の項目を全て満たしていることです。

1⃣相手の話をさえぎらない

2⃣相手の話を否定しない

3⃣相手の話に適切にうなづく

4⃣何かをしながら聞くことをしない

5⃣相手の話の途中で質問を考えない

これ、全部できていますか?

1⃣相手の話をさえぎらない
これは文字通り相手が話している途中でさえぎらないということなのですが、ついつい、
「あ~それ私も知ってる」
とか、
「あ~、私はそれより良いやつ持ってるよ」
とか、
変にマウンティングしたりしていませんか?

2⃣相手の話を否定しない
これも文字通り相手の話している内容を否定しないということです。
もし相手の話していることが明らかに間違っていたり、自分の信念と違っていても絶対に話を最後まで聞く必要があります。

もしかしたら最後まで話を聞いたらあなたの意見と一致するかもしれませんし、もし違ったとしてもその人にはその人なりの理由や背景があるかもしれません。

【盗人にも五分の理を認める】

って聞いたことありますか?

仮に盗みを犯すような人でも何か理由があるかもしれないということです。

盗みが悪い行動なのは間違いないのですが、もしその盗人が小学生くらいの男の子で、両親から虐待を受けていて2週間食事をしておらず、やっとの思いで家を抜け出して見つけたスーパーでリンゴを1つ盗んだとしたらあなたはその男の子に対してどういう感情を抱くでしょうか?

どんな悪いことをした人でも背景があるかもしれません。
とにかく相手の話は最後まで聞いてみて、それが許せるものなのかどうかは話をすべて聞いたあとにあなたが判断すれば良いのです。

3⃣相手の話に適切にうなづく
自分が話しているときに相手が一切リアクションがないととっても話しづらいですよね。

自分の話を相手が聞いていないのか、つまらないと思っているのか、起こっているのか、話し手はとても不安になると思います。

聞き手が適切なリアクションをしてあげることはとても大切です。

ただしこれは相槌を打つということではありません。
相手が話しているときに何度も「へー」、「うんうん、それで?」と頻繁に相槌を打たれたら話しづらいですよね。笑

相手の話に深く同意したのであれば深くうなづき、その他のときは軽くうなづけば良いのです。

4⃣何かをしながら聞くことをしない
誰かが何かを話しているとき、パソコンや携帯をいじりながら聞いていませんか?

話し手はあなたのことを良く見ています。
あなたのリアクションが気になるからです。

もし話を聞きながらメモを取らなければならない場合、適宜話しての目を見て、話にうなづき、話し手の話を聞いていることを態度で表しましょう。
また、可能であれば事前に
「パソコンでメモを取りたいのですがよいですか?」
と許可を得てからにしましょう。

ただしそれもできる限り避けて、相手が話しているときはパソコンや携帯を触らずにとにかく傾聴しましょう。

5⃣相手の話の途中で質問を考えない
私はこれが一番むずかしいと思いました。
みなさんはどうでしょうか?

私は人が話しているのを聞くときに常に質問を考えてしまっていました。

しかしながら質問を考えているとき、質問を考えついたときも相手は話を続けています。
その間、その話の内容を聞き逃してしまうかもしれません。

また、質問を考えているときはそちらに気を取られてうわの空になりがちです。
話し手はそんな私たちの様子をよく観察しています。

相手が話しているときはとにかく傾聴するのが大切です。


本からはいろいろなことが学べますね📚

引き続き本をたくさん読みながら、日々のモチベーションを維持し、英語学習にもつなげていきたいと思います😊