こんにちは!タコリーナです!![]()
昨日はアグリジェントに日帰り遠足でしたが、、
今日はパレルモ観光です
初シチリア…
とても楽しいです♪
もっともっとシチリアを体感したいものですね。。
シチリア島と言えば…
長い歴史の中で様々な勢力に支配されてきました。。
ギリシャ人による入植…
(フィニキア人やカルタゴとの抗争…)
ローマによる属州支配…
ゲルマン人やビザンツ帝国による支配…
イスラム勢力による支配…
ノルマン人による支配…
中世に至っては、、
フリードリヒ2世の時代を経て…
アンジュー家やらアラゴン家やらハプスブルク家やらが入れ替わり立ち代わり…
まぁ、とどのつまりは…
シチリアでは…
そんな歴史が残した色々(語彙喪失)に出会えるというワケです。。
特にここパレルモでは…
アラブ・ノルマン様式の重要な建造物が多く見られるそうです♪
シチリアならではの異文化融合…
シンクレティズムです。。

パレルモ大聖堂

成程…
これまで見てきたキリスト教の教会には見られない様な、、
アラブっぽい様式がチラホラ見られます。。

鐘楼…
詳しくはわからないのですが、、どこら辺がアラブっぽいかを探すことが楽しいですw
(知識薄…)

こちらは現代アートと思いますが、格好いいですね…

三輪タクシー可愛い…

ヌォーヴァ門
1583年に、神聖ローマ皇帝カール5世のチュニジア戦勝利の凱旋門として建設されたそうです。
こちらもアラブ、ノルマン、ルネサンスが混ざりあった様式…
ピラミッド型の屋根はマヨルカ焼。。

↑こちらの人柱像風の浮き彫りは…
アラブ人(イスラム教徒)捕虜だそうです…
ビザンチン様式の黄金のモザイク画やアラブ式の装飾が素晴らしいそうです!
王宮を含めた通しチケットもあるのですが、、
今回は礼拝堂のみの見学にしました。
料金は3.5ユーロです
このチケットには何故か…
特設の『ピカソ展』がもれなくセットになっていましたw

パラティーナ礼拝堂…
言葉が出ません。。![]()
ヴェネツィアのサンマルコ寺院を思い出しますが、、
また違う美しさがあります。。
こちらの礼拝堂は、ノルマンがイスラム勢力を倒した後
初代シチリア王となったルッジェーロ2世が王宮内部に建てた礼拝堂です。。

組木細工の様な美しい装飾の木製天井(ムカルナス)は…
アラブ人職人の手によるもの。。
ノルマンはイスラムを倒しましたが…
イスラムの豊かな文化にも感服したようで、、
信仰や財産保有も収奪せず、職人も積極的に雇ったそうです。。
それがシチリアならではの異文化融合の様式を生み出したのですね、、

そして壁の黄金のモザイク画はビザンツ様式です…
イスラムに限らず…
技術や能力のある者は、人種信仰を問わず…
あらゆる分野で登用しました。。

モザイク画にはペテロとパウロの物語など、聖書のお話が表されています。
ペテロとパウロは同じ時代を生きた2大筆頭使徒ですが…
仲が良かったかどうかは分かりません…w

この謎の『口からビーム』は…
初め分からなくて…
『口からビーム出とるわぃw』
と笑っていたのですが…

拡大してみると、裸の男性の所にアダムと描かれています。。
なので、これは天地創造の…
『神が土で自分と同じ形の人間(アダム)をつくり、その鼻に命の息を吹き込むシーン』
という事になります。。
本当に不謹慎ですみません
でも、、、
『これ何の話なんだろう…』
と調べながら壁画を見るのって楽しいですよね!
パラティーナ礼拝堂のモザイク画には、本当に沢山沢山聖書のお話が描かれています。。
もっと色々見たいのですが…
もう首が限界で無理です…

そろそろ王宮を出ましょう。。

お腹が空いてきたしね~
ではではまた!
後程ーポ!!












