こんにちは!タコリーナです!


そろそろ旅に出ましょうか。。
とは言え。。
これは2017年のイタリア旅のお話。。
ミラノに降り立ち、、
その後一気にフィレンツェに南下。。
そしてボローニャ→ヴェネツィアと。。
再び北上するルート。。
そんなルートの記憶を辿り。。
簡単ではありますが。。
旅日記を。。
自分もまた、、
旅に出る気持ちで。。。
わくわくしつつ。。。
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さぁ!やって来た!
ボッティチェッリのあの絵がある部屋だ。。

『プリマヴェーラ(春)』
板に油性テンペラ 1482頃… 203×314
まず、、、
大きい!
そして鮮やかで美しい。。

思わず、、、
『はぁ……』
とため息が出た。。。
一瞬で魅了されてしまった。。
と同時に。。
素直に感動出来た事にホッとした。。
実は、、、
この前年に『フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館(4k 3D)』
という映画を見た。。
その中で『プリマヴェーラ』は。。
4Kの映像美と3Dの大迫力で紹介されており…
もしかしてそれは…
本物以上の美しさかも知れない。。
と思っていたからだ。。。
杞憂に終わりひとまず安堵。。

それはさて置き、、、
実はこの作品、、、
美術史上最も難解な寓意画…
と言われ…
未だに論議が続いているそうだ。。
いつ、誰が、なんの目的で注文したか?
真実のテーマは?
モデルは誰?
等々…
確たるものが無いらしい。。
とは言え…
一般的解釈も基本情報として必要だし、、
あながち間違っている訳ではない筈と思うし。。
以下、聞きかじった事を少し紹介。。
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時はルネサンス真っ只中。。
プラトンアカデミーでも。。
メディチ家のロレンツォ豪華王を筆頭に…
知識人達が盛んに意見を交わしていた。。
ボッティチェッリもメンバーだった。。
(ロレンツォ豪華王はボッティチェッリを庇護し、二人は仲も良かった)
同じくメンバーである詩人のアンジェロ・ポリツァーノは、、
豪華王の弟ジュリアーノと愛人シモネッタに捧げる詩を書いた。。
その名も、、、
『ヴィーナスの王国』
この詩には、、
ヴィーナスの楽園(ヴィーナスの王国)へやって来たキューピットや。。(ヴィーナスはキューピットの母)
そこで舞い踊る三美神。。(三美神はヴィーナスの侍女)
春を運ぶ西風の神ゼフィロスが花の女神フローラを追いかける様や。。
フローラの化身、春の女神プリマヴェーラの登場や。。
一団がヴィーナスを取り巻く様。。
そして、、
ご一行様の周りに次々と、多種多様な花が咲き乱れ、彩りと甘い香りを振りまいている様子…
等が表現されている。。。
『ヴィーナスの王国』の詩の世界がまんまここに蹴り広げられている事がわかる。。
よって、、、
『プリマヴェーラ(春)』は、、
ポリツァーノの『ヴィーナスの王国』から着想を得ており。。
そんな春の訪れを思わせるテーマの絵を、、
ロレンツォ豪華王が又従兄弟のロレンツィーノの婚礼祝としてボッティチェッリに注文した。。
と言う説が有力とされている。。
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なる程。。
この説も諸説の一部かもしれないが…
もう全然この解釈でいいのではないか??
華やかで婚礼祝にピッタリの雰囲気だし。。
詩の中の神々。。
皆いるしね♪
右から、、、
西風の神ゼフィロス…
↓
花の女神フローラ…
↓
春の女神プリマヴェーラ…
↓
ヴィーナス…
↓
その上にキューピット…
↓
三美神…
↓
○▲☓#□…
え。。。?
一番左の人。。。
『ヴィーナスの王国』に居ない!
こちらのお方はいったい…
ヤバい。。
『プリマヴェーラ』。。
奥深い。。。
と言う事で、、、
ド素人のタコリーナが到底、首を突っ込める内容ではないが、、、
次回もう少しだけ。。
何卒、、、
つづく。。
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そんな感じで、、、
続きはまた次回!
ではではまた!
後程ーポ!!






