こんにちは!タコリーナです!タコ


これは2013年のお話。。。
 
タコ夫妻初めてのイタリア旅は。。

ヴェネツィアで激しくはっちゃけ。。。

フィレンツェを満喫した後。。。

ほぼ燃え尽き症候群の様な状態で、、、

最終都市のローマへと、、、

向かったのでした。。。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

中世の情景を心に残したまま、、、

タコ夫妻を乗せたイタロはローマテルミニ駅へ到着した。。。

そこに見た景色は、、、

ヴェネツィアともフィレンツェとも全く違っていた。。

これまでの2都市では治安が悪いと言う言葉は、、、

思う程は感じなかったが、、


ローマは違った。。。


『これは気を引き締めなければいけない…キョロキョロ

イタリア旅初心者のタコ夫妻に、、

一瞬にして、そう悟らせるものが確実にあった。。


しかし、、

そんな緊張感とは裏腹に、、、

頭と体は疲れ気味だ。。。

気合いが付いてこない。。

それに、あの中世の雰囲気から一気に、、

この殺伐たるテルミニ駅の風景へ放り込まれたものだから。。

身体も直ぐには馴染まず。。。

今置かれている状況が掴めないと言った感じもあった。。


取り敢えずホテルにチェックインしなければ…

当時はスマホも持っていなかったので、、

地図を広げて場所を確認する。。

そんな事をしていたら、、

何だかトイレに行きたくなってきた。。えー汗

タコリーノに荷物の番兵を任せて、、、

タコリーナはトイレを探しに出た。。。

が、、、

見つからない、、、チューあせる

今ならその辺のバールに飛び込むのだが、、

当時はそんな勇気もない。。

ホテルは駅近だからそれまで我慢すれば良いのでは??

そうも思ったのだが、、

直ぐに辿り着ける保証もないし。。。えー

そんなこんなで、暫くウロウロするも、、

結局トイレが見つからないまま、諦めてタコリーノの待つ場所へ戻った。。


地図を見ていたタコリーノは言った。。

タコ。『ホテルはこっちの方向かな、近いと思うよ。。』

その言葉を聞くと何だか少しホッとして、、

トイレに行きたいのが治まってしまった。。

気持ちから来ていたのかもしれない…ニヤリ汗


と、、、

一難去ってまた一難、、、

帽子を持っていない事に気が付いた。。びっくり

帽子。。どうしたんだろう。。

駅に着いた時には持っていたのに、、、キョロキョロ


通った道を探そうと思ったのだが。。

何だかそんな気力も湧かず、、、

これまた諦める事にした。。。

は良いのだが、、

問題は5月のイタリアともなれば、、、

日差しがキツいのは必至で。。

ゆえに帽子は必須と言う事。。。


そこでまたタコリーノが一言。。

タコ。『ローマで格好いい帽子探したらいいんじゃない??』


え、!!?

ローマで帽子??

それメチャいいじゃん♪口笛


現金なもので、、、

それを考えただけで俄然ウキウキしてきた。。

そうだ、、、

タコリーナはこうでなくては!!タコ音譜

どうでなくては??(笑)えー


さて、、、、、

そんなこんなで、、

少し気持ちも上向きになった夫妻は、

無事ホテルに到着。。

中々立派なホテル。。口笛
(この頃はツアー会社が用意したホテルに滞在)

確かツアーパックの内容として…

ローマだけ三ツ星ホテル…♪ニヤリ

となっていた様な、、、

しかしエレベーターは無いので、ポーターが部屋までスーツケースを運んでくれた。。

ポーターはおそらく海外から働きに来ているといった感じの若者で、、

人懐こい笑顔が眩しい爽やかボーイだ。。おねがい

でも身体の線が細く、、

沢山のお土産や無駄なもの(初旅にありがち)で、石の様に重くなったスーツケースを持たせる事を少し申し訳なく思った。。。


と、、

もう少しで階段を登り切るといった、、

その時…
 

。。。ガーン


ポーターはうっかり手を離してしまい、、


ゴロンゴロンガラーン。。。

タコリーナのスーツケースは大きな音を立て… 

ゴロンゴロンと回転しながら、、

見事に階下の踊り場まで落下していった。。


滝汗『あ…』 


ポーターは慌ててスーツケースを拾いに降りて行き、、、

謝りながら、バツの悪そうな弱々しい笑顔でタコリーナを見上げた。。

タコリーナも笑った。。。

不思議な程、、、

全く怒りは湧いてこなかった。。

そもそも大した物も入っていないし、疲れで頭がボーっとしているせいもあるかも知れないが…

最も大きな理由は、、

ここに来て、、、

イタリアにだいぶ慣れてきた。。

と言う事なのだと思った。。(笑)


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


そんな感じで、、、

タコ夫妻の初ローマは、、

幕を開けたのでした。。。

今でもあのスーツケースの落ちていく様や、、

ポーターの弱々しい笑顔が忘れられません。。

入室後、『気にしないで』と言う気持ちを伝える意味もあってチップを渡すと、、(イタリアではチップの義務はありません)嬉しそうに受け取ってくれ、ホッとした事を覚えています。

それにしても、、

ローマの記憶は薄い薄いと言いつつ、、

ハプニングはハッキリ憶えているものなのですねぇ。。(笑)爆笑汗




ではではまた!
後程ーポ!!



7月のプルチネッラと仲間たちはこんな感じおねがい



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