こんにちは!タコリーナです!
ヒロリーノという友人がいる。。。
突っ込んで言えば、、、
タコリーノの大学時代の友人で。。。
タコリーナは数回しか会った事はない。。
しかし、、、
タコリーナはとてもヒロリーノを気に入っている。。
♪
あのフィレンツェでの時間で。。。
何処か自分と同じ匂いを感じ取ったのかも知れない、、、
ヒロリーノもまた、気ままな旅人だ。。。
それは“旅行”と言う意味に留まらず、、、
その端々に“旅人気質”を感じるのだ。。。
とても優秀で頭の回転が早いが、、
独自の不思議な感覚の持ち主ヒロリーノ。。
理解不能な事もありつつ、、
彼からは学ぶ事も多々あり、、
彼と話す事は中々刺激的で素敵だと思った。。
そして、、、
ミラノでのスマホ紛失事件の事を考える度に、、
いつもヒロリーノのあの言葉を思い出すのだ。。
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前回迄の記事を書きながら、、
タコリーナは、、、
あのフィレンツェでの。。
ヒロリーノとの待ち合わせを思い出していた。。
2018年秋の事だ。。。
ニューヨークからフィレンツェに入ったタコ夫妻と、、
シチリア島から鉄道連絡船(列車ごとフェリーで渡るアレ)でメッシーナ海峡を渡ってイタリア本土を北上中のヒロリーノは、、
兼ねてからの、、
“旅先で落ち合う”という念願叶って…
フィレンツェで会う事となった。。
落ち合う前日。。
ヒロリーノのPCからメールが届く。。。
そこに書かれていたのは、、
明日の待ち合わせについての話と、、
その後つぶやく様に書かれていた一言。。
『俺のスマホはメッシーナ海峡を渡って行った…』
え、、、、

『俺のスマホはメッシーナ海峡を渡って行った…』
ぬぬ。。。
それはつまり、、
ヒロリーノを乗せた船はイタリア本土に着いたあと、、
彼のスマホだけを乗せて再びシチリア島へ帰っていってしまったと言う事か、、
あわわっ!
それ大変じゃん!!

しかし、、
そんな大変な話が。。
たった一言で、、、
まるでついでの事みたいにサラリと書かれている…
そこには悲観的要素は無い。。。
だが、、
悲観的要素が無いくせに、、、
旅情とか哀愁もほんのり漂わせており、、
絶妙かつ憎い演出をしている。。
結果。。
これは叙事詩の一節かよ!
と、、、
何だか突っ込みたくもなってくる。。
ツッコみ要素もあるのか?!
だとしたらかなり深いぞ!?
そんな訳で、、、
タコリーナはこの言葉をこう分析した、、
・読む側に過度の心配を与えず。。
・事実はしっかり伝え。。
・しかも自分らしいエスプリで笑いを誘う…
(叙事詩の様なフレーズ)
・かつ、要件は短くわかり易く。。
全ての要素が込められていて完璧ではないか?
ヒロリーノにしてみれば、、、
さして深くは考えず、、、
いつもの調子で淡々と書いた言葉に違いない。。
たがその中に、、、
知らずに(或いは当たり前の様に)入り込んだ彼の機知と独特の食味をタコリーナは感じ取ったのだ。。
はてさて、、、
大して会った事もない奴に好き勝手に、、、
こんな風にあれやこれや、、
根掘り葉掘り、、、
分析されて、、、
ヒロリーノもさぞかしいい迷惑だろう…

が、、、
ヒロリーノをとても気に入っているのだから、、
仕方がないのだ。。
許して欲しい。。(笑)
そして、、
つくづく思う。。。
タコリーノは良い友人を持ったと、、
またいつか、、
旅先で落ち合って、、
3人で、、、
あのフィレンツェの夜のように。。。
楽しい時間が過ごせる日が来る事を、、
心待ちにしている。。
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↑フィレンツェで落ち合った時の話はこちらから。。
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まぁ…
その翌年にまさか、、、
自分がイタリアでスマホを紛失する事になるなんて、、、(笑)

トホホで御座います。。
でも。。
あの時、直ぐに前向きに切り替える事が出来のは…
きっとヒロリーノの。。。
『俺のスマホはメッシーナ海峡を渡って行った…』
拍子抜けするのに何故か深いと感じた。。
あの“一節”が頭に残っていたからだと思うのです。。
それで自分もこう言ってみた訳です。。。
『ミラノの霧と消えたスマホ。。。』
と、、、
ではではまた!
後程ーポ!!
サン・ジョヴァンニ礼拝堂は映画インフェルノのロケ地(映画の中でダンテのデスマスクが隠されていた)にもなりましたね。。



