うわぁぁぁ

随所に散りばめられた布石。

こういう 意味 だったのか!

野崎まど著「小説」

 

内海集司は、小説の魅力を共有できる

生涯の友・外崎真と出会う。

二人は小説家が住んでいるという

モジャ屋敷に潜り込む。

小説家・髭先生は二人の

小説世界をさらに豊かにしていく。

しかし、その屋敷にはある秘密があった。

 

小説に心揺さぶられるからこそ

湧き上がる こんな小説を

私も書けたなら!

その思いが叶えられない現実。

読むだけではだめなのか?

 

私も だから。

内海が流した 一筋の涙。

主人公・内海集司視点で読む物語だからこそ

身につまされる。

そこから どう帰結するのか。

内海集司に 救いはあるのか。

幸せは訪れるのか。

 

辞書で掲載されている 意味

ではなく、自分の中で

分解して 分解して

辿り着く 自分だけの意味、

その普遍。

 

※ とーま由花|note