大きく足を組んで座る男子高生の隣に、少し間をあけて座る。
次の駅で、本を読む私の視界に短いスカートと太もも。
男の子が組んでいた足をほどき、彼女を迎え入れる。
「なにしてんねん」(笑)
「なにしてるって、ちゃうねん、ほんま、わからんかってんて(笑)」
私のすぐ隣に女子高生。嫌でもきこえてくる彼女の言い訳から、
彼女が約束の電車を待たず先行列車に乗り、すれ違った経緯を知る。
彼女の話をきく男の子から、
彼女のそんなドジな(←今でも言う?)一面を可愛いと思う「いとおしオーラ」が!
私のところまで伝わってくる。
こ、これは、相思相愛カップル(←今でも言う?)!
しかも、告白前と見た!!
あまりの眩しさに彼らを直視できなかったが、
夕刻の電車内、私の右肩に青春があった。
通勤電車もなかなか面白い。
朝のラッシュ、濃霧による影響でノロノロ運転。
車内ではきくともなしにきこえてくる「ゆとり教育社員」談義。
「普通だったらさ~、でしょ? なのにさ~、だって。
信じられないでしょ」
先輩OLが頭を抱えるあれやこれや。
本を閉じて「すみません。ちょっといいですか?」 仲間に入りたくなる。
またある時は、働かない蟻の話。
「もしも○○さんがいなくなったとしてもよ、また新たに働かない蟻って出てくるでしょ」
結論は「じゃあ、今のまま、○○さんでいいんじゃない」で、終着。
最終学歴ではない。卒業後、働き始めてから問われる力とは・・・?
3人がけの優先座席左端に女性、右端に若い男の子が大きく足を組んで座っていた。
少し隙間のある真ん中に女性が座ろうと、男性に頭を下げた。
男は女性を下から一瞥し、再び漫画を読み始めた。
あまりの不快感に、かなしくなった。
我が子がどんな子に育って欲しいのか・・・?
通勤途中、電車内で考えずにはいられない。