今日は朝からオカッパリアジング用に短めの5番フライロッドを作成していた。

随分前から取り組んでいる竿なのだが、ガイド数と位置が決まらなかった。綺麗なベンディングカーブを出して、ストリッピング中にラインスラッグをなるべくでないようにする為に少し多めにガイドを取り付けていた。

ガイド数を多くした分綺麗に曲がるようになったし、ストリッピング中もラインに弛みが出ない設計だったが、今度はキャスト性能が大幅に落ちてしまい、そこで一旦放置していた。

今日は急遽仕事の空きが出来たので、朝からボートの上でキャストの邪魔をしていると予測されるガイドを外して、セッティングをし直した。

すると今まで全然飛ばなかったロッドが嘘のように飛ぶようになた。それと引き換えにストリッピング中に糸が弛んでしまうし、ベンディングカーブも微妙だ。

実はこの現象ルアーロッドブランクスでフライロッドを組むと発生しない。ガイドの位置をベンディングカーブに合わせて取り付けて行くだけで良い。その為綺麗に曲がるし、ラインも弛まない上キャスティングの邪魔をしない。

この状態はブランクスがフライロッドよりもルアーロッドの方が進化しているとしか思えない。ガイドの抵抗値の問題だけなら結果はどちらも同じになるはずだ。しかし違う。ルアーロッドブランクスでは飛距離もベンディングカーブもラインスラッグも問題ないのに、フライロッドブランクスでは何か犠牲にしなければならない。

ルアーフィッシングは進化し続け誰にでも釣りやすく、始めやすい用になっているのに、フライフィッシングはどうだろうか?進化している所か退化しているようにしか思えてならない。