“メバリングのアクションはスローリトリーブ以外に、漂わすようなリトリーブ(ミドスト?)も必要なのでは無いか?”
実は今までメバル釣りに関して深く考えた事が無かった。フライでもワームでも投げてゆっくりと引いて来れば釣れるイメージしかなかったが、先日のガイド中、魚探を見てある疑問が頭の中に浮上した。
「今このタイミングでメバルは一体何を食べているのか?」
「魚探には何も映っていなし、小魚の様なベイトとなる物は近くには居ない。そうなると冬のシーバス同様アミを食べているのでは無いだろうか?」
「そうなるとアクションの差で釣果の差が出るのではいか?」
そう思いガイド中ではあったが数投だけフライロッドを振らせて頂いた。
通常のストリップと漂わすようなストリップを繰り返すと、
アミを意識した、漂わすようなリトリーブで直ぐに結果が出た。
基本メバルリングはフライでもルアーでもスローに引いてくるだけでよく釣れてくる魚だ。実際メバリングに関しての情報はほとんどが道具や場所についてで、実釣に関しての情報はほとんど無い様に思う。
何故なのか?それは本当にタダ巻きが一番反応しやすいからだ。
メバルは甲殻類だけでは無く、イワシやキビナゴ等の小魚にもよく反応し、根周りから上を見上げ小魚っぽいシルエットの物に急浮上して襲いかかる。春先の暖かく風が無い夜にはメバルのボイルを頻繁に確認する事が出来る。
しかし寒い冬でベイトがいない場合は話が違ってくる。小魚のようなベイトは居ない場合が多い、その代わり小さなアミエビや、甲殻類、またイカの稚魚などをテトラや水中のストラクチャー周りで食べている場合が多いように感じられる。そうなると小魚のように一定で、ゆっくり横に動くものよりも、フワフワと漂う様に動く物により良く反応するように感じられる。
天気次第の話にはなるが、あと一週間もすれば東京湾奥もバチや小魚も増え、メバルも水面をより意識し始めるだろう。そうなる前に通常通りのゆっくりリトリーブと漂わせ系リトリーブの検証実績をもっと増やしていきたい。
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