この二週間激務に次ぐ激務でほとんど釣りに時間を割けなかった。合間を縫って、1回川へ1回近場に少しだけ釣りに出たが、疲れ果てて思う様に釣りにならないし、近場の釣り場はすっかり季節変わりしてしまい、魚が抜けてしまっていた。そろそろ生活の見直し真面目に考えないといけないと思い始めている。釣りに行けない生活スタイルなど、死んでるも同然だと改めて痛感した。話を戻そう。


昨日アナドロマス狙いで近場の川へ出向いた。

川の水はかなり減水し、生命感が少なかった。

主要な場所を一通り流したが結局当たりも擦りもしなかった。雨も降り出したので、木陰で片付け帰路へ向かう途中何時も人が多いのでパスしていたポイントで二人のルアーフィッシャーがシートラウトを釣り上げていた。二人同時に釣れていたので群れがたまたま入って来たのだろう。その釣り人を挟む様にフライフィッシャーが入っていたのだが、彼らにはなんの反応も無かった。彼等には何故釣れなかったのか、また自分も何故釣れなかったかを帰路の途中考えた結果、魚に対するアピールと釣り方の問題だと思った。


これは趣向の違いだが、自分の場合川で魚を釣る場合9割はスィング、ドリフトで釣る。それが釣れる釣り方かと言うとそんな事は無い。むしろ釣れない釣り方な部類かもしれない。ただ単純に楽しいからやっている要素が強い。


シーバスを釣る場合、川で釣る時でも圧倒的にストリップ(リトリーブ)の方が釣果は上げやすい。しかし大型魚の付き場と捕食タイミングがわかっている場合はスィング、ドリフトの方が結果を出しやすい。75cm以上の魚は全てスィング、またはドリフトで取っている。何故ならば川に入る大型のシーバスは捕食タイミングと付き場がほぼ決まっていてそこにフライを自然に泳がす様に流す必要があるからだ。もしストリッピングを入れてしまうと、周りに居る小型の個体が飛び出してヒットしてしまい、大型魚を警戒させてしまうからだ。多くの場合大型シーバスは最初の一投か、小型シーバスが抜けてしまった最後の方に釣れるケースが多い。


スィングで釣るシーバスフィッシングはとにかくフィールドに出て魚の付き場とタイミングを覚える必要がある。場数が圧倒的に必要になる。そこから紐解くにアナドロマス系の釣果をあげる為には先ずはストリッピングで広く探り魚の付き場所とタイミングを釣果を持って探る必要があると考えた。流れに着いた魚をスィング一辺倒で狙うのでは無く、魚が溜まりそうなプールや深場を引っ張り回して魚の入るタイミングを探り、そこから逆算して流れに着く魚の付き場所を探る必要があるのではないかと思った。


まだまだ遡上魚の探究には時間がかかりそうだ。