・3日目
残りはあと1日半。
今日も朝一番は海アメ釣りからスタート。
色々な場所で釣りたいので、昨日とは違う場所に入ってみる。
ポイントへ向かう車中から、既に何箇所かのポイントでルアー釣りをしている光景が見えた。
目ぼしを付けたポイントへ到着。
車を止めてポイントへ向けて降りていくと、先行者のルアーマンが釣りを終えて戻ってくるところで、「海サクラはダメだった・・、海アメのみ。」との答え。ジグミノーがセットしてあった。
サーフに降りて、全員横並びで釣る。
早朝のサーフは気持ちよい。
ここも急深地形で、通常フライをピックアップしてしまう、まさに最後の最後のところ
(ヘッドが入るくらい)が最大のヒットゾーンな感じでした。
仲良く全員キャッチ。
ルアーチームはスプーンで釣れていた。
ルアーチームは今日が最終日なので、朝一このポイントで海アメを釣った後、すぐにイトウのポイントへ移動していった。
この後、Fさんと私は、もう一箇所、海アメのポイントへ。
なんでも海サクラの実績も高い場所とか。
移動先のポイント、何ともいい雰囲気。
それほど、ドン深地形ではなく、むしろ遠浅な感じの場所で潮目も入っている。
Fさんにすぐにヒットしたがバレてしまったとのこと。
ハッキリした潮目が沖から入り、今にもヒットしそうでワクワクしてくる。
すると「バシャ!」とボイル。
何あれ!?
ボラのジャンプのように、魚体が完全に空中に飛んで、「バッチャ~ン」と海面に落ちたような音。
Fさんに聞くと、海サクラとのこと。
お~、釣りたい!
気配濃厚。
数投後、リトリーブしてきてピックアップしようかという、そのフライに、銀黒に光る魚が「ポン、ポン」と2段跳びで追ってきた。
サワラ?
いや、海サクラ。
しかし、ヒットせず。
初めて海サクラというものを見た。
釣りたい魚がまた増えた。
このポイントでもウグイを釣って、そろそろサーフの時合いも終了。
いよいよ今日もこれからイトウ釣りだ。
どんな展開になるのか・・。
いつもワクワクする。
同行のFさんはイトウ釣りの大ベテランで、「この時合いなら、このポイントが良い」といった具合に、豊富な経験に基づいた的確なアドバイスをして下さる。
Fさんのアドバイスで、とあるポイントへ。
私一人でちょっと攻めてみたがヒットせず。
今度は近くの別のポイントへ。
Fさんと並んで釣る。
流れが効いていて、すごく釣れそうな雰囲気。
このポイントは、この流れ向き、タイミングが良いらしい。
昨年から地形が変わってきて浅くなり、根がかりも多い。
1時間ほど攻めたがノーヒット。
流れも弱くなり、見切りをつけて移動。
移動したポイント。
ベイトもちらほら見えて、いい感じだ。
今日のイトウ釣りはここで粘ることに決めた。
総合的に考えて、一番確率が高そうな場所だ。
ここでダメなら仕方ないと諦めもつく。
フライを、ベイトサイズに合わせた小さめのEPミノーにチェンジ。
足下でスイムテストしてみて、ちょっと小刻みに「ビュッ!ビュッ!」と、強めのストップ&ゴーで、リアクションバイトさせるイメージでリトリーブしてみることにした。
Fさんは車でお昼寝タイム。
このポイントは今、私一人だけ。
無心になってフライキャストしてリトリーブ。
フライでもルアーでもエサ釣りでも、釣りは何でも、この無心になれる時間が好きだ。
何投したかも思い出せないが、とにかく無心になってひたすらキャストして、頭の中でイメージしたリトリーブを繰り返していると、
ついに「グググ~ッ、グン・グン・グン!」と手元にきた。
構わずグイグイと引き続けてフッキング。
ついにグッドサイズのイトウを釣ることができた。
自分が水中に飛び込んで、水中でランディング。
ネットに入れて、Fさんに電話して、写真を撮っていただいた。
やった~!