ありがたいことに朝から行き先満載の週も半ばの水曜日
お昼時を迎えたのは市ヶ谷にある担当先を訪問し終わった後です
市ヶ谷の担当先から九段下に向かう靖国通り沿い(もちろん靖国神社とは反対側)には、ネイティブ系と思しき中国料理店が点在していますが、その中で、以前から私が気になっていたのが「順星苑」というお店
通りすがりにお店の前のメニューを見ると、“香港”と冠した料理があれこれ見られるから広東料理を得意とするお店のようですが、特に私の目を惹いていたのが「香港タクシー飯」なる品です
香港のタクシードライバーたちが忙しい仕事の合間に食べられるように考案されたというようなニュアンスの能書きが丁度今日の気分にぴったりだし、今日のお昼はこれをいただくとしますか
入ってみればこじんまりとした店内
一応一通りメニューを検めますが、当初予定通りに「香港タクシー飯(850円)」をオーダーします
そういえば、高田馬場にある「秀永」という中華料理店
にも「ほんこん飯」というメニューがあって、ごはんの上に回鍋肉と目玉焼きを乗せたそれが別名タクシー飯だと聞いたことがあるような記憶がありますが、写真を見たところ、こちらのタクシー飯はそれとは別物のようです
私も若い頃には、中国料理とブランド品目当てで中国返還前の香港に2度ほど渡航したことがありますが、さしてディープな所に踏み込んだわけでもありませんから、タクシー飯などに出会うはずもなく、どちらが本物かなどわかりませんがね
さて、ややあってやってきた「香港タクシー飯」は、なにやらハート型の無駄に可愛い皿に乗っての登場
いただいてみれば、正体はピリ辛醬油味の中華丼というところですかね
まあ、あちらでは“中華丼”なんていうメニューはないんだろうけれど…
味の方もまずまず
ただねぇ…
あんかけなので、かなり熱い
料理としては熱々でいいんだろうけれど、タクシードライバーが手早くかきこむというイメージではないよなぁ
むしろ、猫舌だとかえって時間がかかりそう
うーん
本物のタクシー飯は果たしてどちらなのだろう
(6点/10点満点)