蒲田駅をスタートして、大田区内の“まいせん(馬込・池上・洗足池)”とやらを歩いて回る道すがら、たまたま出くわした行列ができているとんかつ屋さん
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調べてみれば「燕楽」というこのお店、東京でも指折りの名店・人気店らしい
コースはまだまだこれからというところだけれど、今日はこの先さしたるお目当てのお店があるわけでもなし
そろそろお昼時だし、初めて歩いたこの地で出くわしたのも何かの縁です
行列もさほどではなさそうだから立ち寄っていきますかね
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…と、入店待ち行列の最後尾に付いて待つことしばし
しばらくすると、後からやってきた同じウォーキングイベントに参加しているらしき爺さんが、行列を無視して店内に強行突入を試みましたが、たちまち追い返されています
当たり前といえば当たり前の成り行きですが、歳を取ってもはや回りが目に入らなくなっているのか、いるんだねぇ、こういう常識が通じなくなっている困ったご老人
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私はといえば、まだそこまで老いてはいませんので大人しく待っていたところ、15分ほどで入店、1階のカウンターに席を得ました
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さっそく卓上のメニューを検めたところ、価格帯は「カツランチ」の950円から「ロース定食」の2,200円まで幅広め
値段の違いは肉質ではなく肉の分量だろうと勝手に解釈、ならば休日の昼だしほどほどにしておこうと考えて「とんかつ定食(1,300円)」をオーダーしました
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カウンターの内側に目をやれば、食材に関するこだわり書き
中でも“腸間膜から搾り出した貴重なラード”っていうのが凄いな
もつ焼き・ホルモン焼きならばシロコロの部分でしょうかね
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とんかつはじっくり低温で揚げておられるのか、注文をしてからもなかなかな待ち時間
美味しいとんかつをいただくためにはいたしかたないところですが、これだと回転はよくないわなぁ
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そうこうするうちに、左右に座った先客の方々にロースかつらしき皿が届き、どちらもドバドバとソースをかけ回すのを見て、「ふふ、素人だな。美味しいとんかつというのは塩でいただくのが一番なのだよ」と心の中でうそぶく私
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そんな私に天罰が下ったのか、ややあって私の前に差し出されたのは想定外のかつが乗った一皿
あちゃ~
「とんかつ定食」の正体はひれかつだったのか
その昔、豚の脂身がまだ不味くて苦手だった頃にはひれかつ一辺倒だったけれど、豚肉が美味しくなってからは、逆にロースかつ一辺倒になっているこの私
とんかつ屋さんでひれかつなんていただくのは何年振りかなぁ
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しかも、「とんかつ定食」には汁物すらつかないの?と凹んで被害妄想に陥っていたら、ただ配膳が追い付いていなかっただけで、遅れて豚汁、
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ポテトサラダ、
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お新香が順次配されました
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いただいてみれば、とても美味しいひれかつ
でも、ひれかつでこれだけ美味しいのだから、これがロースだったらどんだけ美味いんだ?と思うとオーダーミスが悔やまれてなりません
まあいいや
池上本門寺がらみのウォーキングイベントなら、またいずれ開催されるはず
その時にはコースアウトをしてでもやってきて、今度こそ「ロース定食」をいただくとしましょう

…と決意してお店を出ましたが…
お店の前にはますます長くなっている行列
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う~ん
これを見るとちょっと怯むよなぁ

(8点/10点満点)