里帰りする妻子を見送りがてら、神田をぶらぶらと…
神田は2004年から2009年まで勤務した馴染み深い街です
 
まずは当時の勤務先の裏手にある「みますや」さん
明治の創業で東京の居酒屋の紹介本が100冊あれば100冊すべてに登場する有名店
灯台下暗しと言うのか、すぐ裏手ゆえかえって、というべきか、それほど通い詰めたわけではありませんが、たしかに雰囲気のある居酒屋さんです
戦時中の空襲の際は、ここが焼失してしまうと飲めなくなるから、ということで、近隣の常連さんたちがバケツリレーでこの店を守ったという逸話も聞きます
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こちらは大正創業の天ぷら屋さん「八ッ手屋」さん
たまにグルメ本にも登場しますが、味よりも文化財的価値の方が先行しているように思います
神田周辺の老舗全般に言えることですが、戦災を逃れ、バブル期の地上げ攻勢をしのいできたという文化財的価値ですね
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文化財的価値と言えば、この「サカエヤミルクホール」も同様
ラーメンガイドにも時々登場しますが、大変失礼ながらこちらのラーメンよりも、こちらが監修したカップめんの方が美味しいかなと思っちゃうんですよね
こことか、築地場外の「井上」のラーメンを評するに「昔ながら」とか「優しい味」と言いますが、この表現は曲者ですね(笑)
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さて、靖国通りを神田司町・多町エリアから須田町エリアに向かって横断すると、これまた有名な老舗店ゾーンがあります
 
まずは江戸蕎麦の両雄「まつや」さんと「藪」さん
もともと海苔や蒲鉾を肴にした蕎麦前という呑み方はあまり性に合わないんですが、「まつや」さんの方がまだ多少庶民的でいいかな
っていうか「藪」さんは入ったことないんですよね、明らかにコストパフォーマンス悪そうだから
もっと言うと、この近辺で蕎麦屋酒というと、もっぱら「日の出」という、夜にはほとんど居酒屋になるお店に行っていましたね
残念ながら再開発で閉店しちゃいましたけど
 
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鳥すきの「ぼたん」さんに、あんこう鍋の「いせ源」さん
このあたりになると「あ、あるね」って言うだけで入店したことも、する予定もありません
なにしろ、鳥すきはともかく、あんこう鍋に大枚をはたくのは?ですからね
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かの夏目漱石や池波正太郎が愛したとかいう洋食店の「松栄亭」さん
ここもグルメスポットというよりは観光地だなぁ…
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最後は甘味処の「竹むら」さん
揚げ饅頭が有名らしいんですが、揚げ饅頭なら御門屋の方が美味いけどなぁ
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「みますや」さん以外、なんだか全般に辛口になってしまいましたが、いずれのお店も神田の地には欠かせない存在
末永いご繁盛を祈念いたします