意地とプライドと執念 | だいこん戦線異常なし?

だいこん戦線異常なし?

このブログは私がいつの日か読み返し
「ああ、この時はこんなこともあったなぁ」と、
思い出にふけるための日記です。
なので他人の読んでもらうことを前提にしていないのでご了承!

風立ちぬの感想でも…
ネタバレになりそうなのでかなり端折りつつ書きます(この方が楽だしね!)

開始前にもらったチラシ?的なものにもかいてあったんですが
幼少期から大学時代、新人時代、ベテラン時代と
主人公の長い人生を描いた作品です
なのでテンポの早いこと早いこと
話の重要な部分は会社に入ってからの新人時代以降なので
そちらの割合が圧倒的に多かったですが
その分前半のぶっ飛び具合にかなり置いていかれそうになりました
この堀越二郎を語る上で幼少期からの話に重要なストーリーもあったので
外せなかったのはわかります

あと、主人公の見た目が大学生以降全く変化がなかったので
正直前のシーンからどれくらい経ったんだ?ってのが全くわからない!
話の流れでようやく「あれからこれ位くらい経ったのか」とわかる頃には
また少し時間が飛んだりとなかなかに忙しなかったです

さて、この作品として重要な話は彼自身の人生であった飛行機の話と
薄幸のヒロインとの恋愛物語である
後者は事実ではなくこの作品オリジナルの話ということであるが
ポスター等を見ると重要な話であることは間違いない

飛行機の話と恋愛の話
この2つともうまく出来た話で
飛行機の話は事実や専門用語、当時の時代背景など
うまく絡ませて実に面白い展開だった
試験飛行での事故やドイツでの見学、軍からの無理な要望
当時の日本技術者の意地や執念を感じ取れる内容でした

恋愛に関しては完全オリジナルということでした
出会いは序盤にあったものの本格登場は後半に入ってからと
全体的に飛行機の話がメインと思うような構成でしたが
人を泣かせるには十分すぎる内容でした
詳しくは語りませんが薄幸のヒロイン、ここに極まれり

後、話題になったといえば主人公の声を
あの庵野がやったということ
これはどうなんだろう…と思いつつも見るまでは評価しかねてました
実際みてみると意外に合う
むしろあの感じがよかった
下手な演技もなく素のままの人間
常に冷静でテンションが低く興味のあることになると声が変わる
間違った選択ではなかったと私は思いますよ

総評としてですが冗談抜きで面白かったです
まさに感動したとはこのことですね
べた褒めする気はありませんが私は今までのジブリ作品の中では
上位に入る出来だと思います
ただ、注意すべきはこの作品は完全に大人向けであるということ
今までの作品で大人向けであり難しい話になっていた作品はいくつかあります
大人向けといえばナウシカや紅の豚、もののけ姫
宮崎駿監督が伝えんとすることが難解で難しい作品といえば
新しくなるにつれてその色が濃くなっていましたが
千と千尋やハウルなんかもそうですね
しかしそれら以上に今回は大人向けでした
自分の夢を追った主人公がみた現実
震災・社会・国家権力・別れ
そして思い描いたものと違う結果を生んだ自分の夢
子供が見ても男の子が飛行機かっこいい程度しか思わない可能性があります
そういう意味では評価は低くなってしまうかもれませんが
自分が大人だと思う方、愛する人がいるという方は是非見てください!
当時の日本の技術者が見せた意地とプライドと執念
素晴らしいと思いますよ!



今日の戯言:

日本のミリタリー史に少しでも興味のある人なら当時の技術者の執念はよくわかるはず