Movie and Music Diaries -52ページ目

テレンス・マリック「シンレッドライン」

たまに即興で昔見た映画のことを適当に語りますニコニコ

テレンス・マリックといえば10年に1本しか映画を作らない寡作の監督で、どっちかというと芸術肌の人です。彼が作った映画には独自の映像美学があって非常に美しい絵画のような映像を見せてくれます。

さて、みなさん、私は「シンレッドライン」を10年ちょっと前に劇場で見ました。実はこの映画を当時私に気のあった女の子(その後告白されて恋愛感情が発覚)と行ったんです。そういう理由もあって私の方が発言権があったので、男に気を持たせるような若い女の子みたく「見たい映画?えーとね、じゃシンレッドラインが見た~いドキドキ」なんて言って自分の趣味を暴走させて、このとんでもない映画を見に行ったわけです。

そもそもの話、相手が私を好きだっただけで、こちとら友達以上とは思ってなかったわけです。こんな映画チョイスをしたことは、映画を見た後に一悶着起こすことにつながるわけですが、それはまた後ほどあせる

「シンレッドライン」ですが、ガダルカナル島の死闘を描いていまして、敵が日本軍なわけです。まあ日本軍の恐ろしいこと。精神病患者のように気が狂ったような日本兵が出てきたら日本人じゃなくてもちょっと引きますってあせる

そんなこんなで人間描写も希薄で、戦争映画なのに、まあ眠い映画なんですけど、ジャングルに差し込む光、自然の美しさは非常に素晴らしく、テレンス・マリックの映像美学だけは感じ取れる作品です。いや、テレンス・マリックってこんな映画しか作らない監督ですから、さしずめ美術館に現代アートを見にきたような感覚で映画を見ないとみんな金返せ的なことになるわけです。

はい、そうですよ、一緒に見た女の子は「なんでこの映画にしたの?」と雰囲気ぶち壊しってな感じのことをドトールでアイスコーヒー飲みつつ、遠回しに批判してたのが記憶に残ってますガーン

その後、私も告白を断ってこの淡い恋話は終わるわけですが、今思えば、あーた、この映画はアカンやろとあせるもっと女の子に気をつかえよとあせるそんな息巻いてる女性諸氏に問いたい!みなさんもこんな状況で、意外とアタシ流で自分が好きな映画をゴリ押しするでしょうが。私も本当に見たかった映画を見たいと言っただけで、心に一寸の曇りもなく、なんで悪いの的に当時キョトンとしてたもんですよ。

自分の身になってみたら恐ろしいやっちゃなと思わざるを得ません。だが、みなさんにも、このようなシンレッドライン体験は必ずあるはずです。