二十歳過ぎの頃
渋谷公園通りのPARCO近くの
カウンター席があるカフェで
コーヒーを飲んでた
隣に年上の女性が座ってきた
雰囲気で、魅力的なひとだと分かる
チラッと見た感じ
岸惠子さん![]()
もともと出ようとしていたので
ほどなく、オレは席を立った
その時、
素敵よ![]()
という声が聞こえた
それは間違いなく岸惠子さんの声![]()
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いやいや
その顔を確かめる勇気もなく
そそくさと店を出たオレ![]()
いや、だいたいオレが
いくらなんでも、そんな素敵なわけがない
そもそも
オレにかけられた声かどうかもわからない
勘違い![]()
それが最もあるべき答え![]()
場所的に
岸惠子さんがいても不思議はない
見かけによらず
気さくな方ということだったし
だが結論がどうであるかは関係ない![]()
オレの中では
岸惠子さんが、
オレみたいなイキった若造に
優しい声をかけてくれた
(のかもしれない)
その事実(おそらく勘違い)
それが大事なことなんだよ![]()
いい話だ![]()
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