『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』
(原題:Guardians of the Gaiaxy /2014年アメリカ/122分)
監督:ジェームズ・ガン
脚本:ジェームズ・ガン、ニコール・パールマン
原作:ダン・アブネット、アンディ・ランニング
製作:ケヴィン・ファイギ
製作総指揮:ルイス・デスポジート、アラン・ファイン、ヴィクトリア・アロンソ、ジェレミー・レイチャム、ニック・コルダ、スタン・リー
音楽:タイラー・ベイツ
撮影:ベン・デイヴィス
編集:クレイグ・ウッド、フレッド・ラスキン、ヒューズ・ウィンボーン
出演者:クリス・プラット、ゾーイ・サルダナ、デビッド・バウティスタ、ブラッドリー・クーパー、ヴィン・ディーゼル、リー・ペイス、マイケル・ルーカー、カレン・ギラン、ジャイモン・フンスー、ジョン・C・ライリー、グレン・クローズ、ベニチオ・デル・トロら(超豪華キャスト!!)
100点満点中96 点
マーベルコミックスの同名のスーパーヒーロー集団が広大な宇宙狭しと、大活躍するSFアクション作品。
強烈な個性を持つ5人?のスーパーヒーローが出会い、宇宙全体の存亡を掛けた戦いで共闘しながら、信頼関係を築いていく姿を描いています。ストーリー自体は子供向けですが、少年少女の心を残したままの大人も、劇中のそこここに散りばめられたシュールなブラックジョークを拾っていくと、十分楽しめる作品です。私などは、全くの子供なので、エンドロール終了後の“おまけ”まで、思う存分笑えることができました。
マーベルコミックスでは、元来2組のガーディアンズが存在しており、通称「1969年のチーム」と「2008年のチーム」で区別されます。
ちなみに「1969年のチーム」はというと、通常のマーベル・ユニバース とは別世界であるアース691 の31世紀で活動しているという設定で、オリジナルメンバーは、20世紀の地球からアルファ・ケンタウリへ向けて1000年の旅をした「ヴァンス・アストロ」、 冥王星出身でクリスタルの体を持つ「マルティネックス 」、木星出身の戦士「チャーリー27 」、ケンタウリIV(アルファ・ケンタウリBを周回する第4惑星)出身の「ヨンドゥ 」がオリジナルメンバーでした。彼らは太陽系を侵略しようとする「バドゥーン 」を阻止するためにチーム結成を余儀なくされた。バドゥーンとの戦いの最中、「スターホーク 」と「ニッキー 」が新たにチームに加わるということです。(WIKIより)
また、「2008年のチーム」はというと、積極的に銀河を守るために機動的に活動する星間ヒーローのチームを設立することを決意し実行するリーダー「スターロード」が、「アダム・ウォーロック 」、「ドラックス・ザ・デストロイヤー」、「ガモーラ」、「フィラ・ベル 」、「クエーサー 」、「ロケット・ラクーン」、「グルート」、そしてサポートスタッフとして、「マンティス 」を召集するという設定。同盟関係にある「ノヴァ 」の勧めにより、テレポーテーションシステムを備える宇宙ステーションノウェア を基地としている。「コスモ」という名の知能の高くテレパス能力を持った犬がノウェアの警備長となり、新チームと密接に連携し、「ユニバーサル・チャーチ・オブ・トゥルース 」との対決後、チームは「ヴァンス・アストロ 」と名乗る半記憶喪失の男(初代ガーディアンズ・オブ・ザ・ギャラクシーの「メジャー・ヴィクトリー」)と出会うこととなるということです。(はぼWIKIより)
・・・よく解らないけれども・・・コミックでは、なんだか凄いことになっているようです。
今回の映像作品には、「2008年のチーム」から「スターロード」こと「ピーター・クイル」、「ガモーラ」、「ドラックス」、「グルート」、「ロケット(・ラクーン)」が登場します。ただし、コミックのキャラクター設定とは多少違ったものになっているみたいです。
監督のジェームズ・ガン は、ミズーリ州セントルイス出身で、彼の兄弟には、俳優や作家、映像プロデューサーや脚本家がいます。セントルイス大学で心理学を学んだ後、コロンビア大学大学院でライティング・フィクションの修士号を得ました。いくつかの映像作品の脚本を書いた後、2006年公開の『スリザー』で監督デビューしました。また、2010年には同監督で、レイン・ウィルソンとエレン・ペイジ主演のブラック・コメディ『スーパー!』が公開されました。
主人公「スターロード」こと「ピーター・クイル」はクリス・プラット が演じます。この役は、少年時代の1988年に母を亡くした直後、ミズーリ州で「ラヴェジャーズ」と呼ばれる宇宙窃盗密輸団によって誘拐され、その後彼らに育てられたという設定です。この作品では、正義の味方というより、個人経営の運び屋(密輸)稼業のアウトローです。ラストで彼の出生に関わる疑惑?が噴出します。
緑色の戦士「ガモーラ」はゾーイ・サルダナ が演じます。この役は、タイタン人「サノス」によって肉体改造され、殺人兵器として育てられた女性です。サルダナ本人は、2009年公開の『アバター』では青い皮膚をした女戦士役に続き、今作で緑色の女戦士役を演じることとなりました。
戦士「ドラックス」はデビッド・バウティスタ が演じます。この役は、ノバ軍刑務所に収監されている犯罪人で、「サノス」に仕えるクリー人「ロナン」に妻と娘を殺された恨みを晴らそうと、復讐を誓っている人物です。強靭な肉体と精神の持ち主で、「ロナン」にに近づくために、「ガモーラ」らと行動を共にすることとなります。バウティスタ本人は現役のプロレスラーで、WWEを代表するスーパースターです。全身に施す特殊メイクには、毎回4時間を要し、そのメイク落としには1.5時間を要したそうです。
賞金稼ぎの「ロケット」 は、その姿からして、もちろんCGですが、声の出演はブラッドリー・クーパー が務めます。この役は遺伝子改造されたことにより、アライグマの姿にされた過去を持ち、武器の扱いと接近戦闘に精通した傭兵でもあります。金になる話には、とことん首を突っ込んで来るアウトローで、シニカルなセリフで鑑賞者を笑わせてくれます。
賞金稼ぎの相棒「グルート」 は、これもその姿からして、もちろんCGですが、モーションキャプチャーと声の出演はヴィン・ディーゼル です。この役は、地球外の植物系知的人型生命体で、「私はグルート(I am Groot)」としか言いません。見た目とは違って、非常に機敏に動き、手足を急成長させて敵を撃退したり、全身を籠のようにして、見方を包み込んで防御したりと大活躍します。
彼らガーディアンズに対し、敵役の・・・
「ロナン・ジ・アキューザー」はリー・ペイス が演じます。この役は、ザンダー人を仇敵として忌み嫌い、彼らを根絶するために、悪の軍隊を率いる「サノス」と契約を交わした狂信的クリー人です。サカー人軍を率い、巨大戦艦で、ノバ帝国の首都ザンダー星を急襲します。
この他にも、魅力的なキャラクターが多数登場し、大宇宙所狭しと活劇を繰り広げます。
また、 劇中で「クイル」所有のSONYウォークマンから流れる「Hooked on a Feeling」等のような、1970年代~1980年代の楽曲が多数使われることによって、彼と彼が失った家族や故郷(地球)とをつなげる役割を果たしています。そしてこれが、とてもゴキゲンな気分にさせてくれます。
(あらすじ)
深夜、少年「ピーター・クイル」は、病院の待合室から、今その命の炎が消えようとしている母の傍らに呼ばれる。母は、彼に小さな包を渡してこの世を去っる。失意の「クイル」が病院から飛び出すと、巨大な宇宙船が彼の頭上に現れ、彼を連れ去ってしまう。この宇宙船は宇宙海賊「ラヴェジャーズ」一味のものであり、これを統率するのは、リーダーの「ヨンドゥ・ウドンタ」である。
それから26年が過ぎ、成長した「クイル」は自らを「スターロード」と名乗り、ある滅びた惑星に降り立った。ここは、かつて華やかな文明を謳歌した星であったが、今は野生の小動物が徘徊するのみの荒れた姿である。彼は、ここでオーブ(小さな球体)を手に入れるが、同じくそれを狙うクリー人「 ロナン」 の部下の「コラス 」らと遭遇する。「クイル」は、「コラス」らをかわしてオーブを持って逃亡するが、横取りを知った「ヨンドゥ」は彼を捕らえるために懸賞金を掛け、一方で「ロナン」はオーブ強奪のために暗殺者「ガモーラ」を派遣する。
「クイル」はノバ帝国の首都惑星のザンダー星の故買屋 でオーブを売り払おうとしたところ、「ガモーラ」が彼に襲いかかる。揉み合いになる2人に、遺伝子改造されたアライグマの「ロケット」とその相棒の植物系知的人型生命体の「グルート」の賞金稼ぎたちが加わるが、4人はノバ軍警察 によって逮捕され、キルン刑務所に投獄される。そこで「ロナン」に家族を殺された「ドラックス」が「ロナン」と協力関係にあった「ガモーラ」を殺そうとする。「クイル」は「ガモーラ」を生かしておけば「ロナン」がいずれやって来ると言って、「ドラックス」を思いとどまらせる。また、「クイル」は彼女が、惑星一つを容易く破壊する威力のあるオーブを渡したくないので「ロナン」を裏切るつもりである、という話を聞く。「ガモーラ」らはオーブの買い手が居ることを知ることとなり、彼女と「クイル」、「ロケット」、「グルート」、「ドラックス」の5人?は協力してキルン刑務所から脱走する。
彼らは、このオーブの正体がいったい何かをはっきりさせるべく、オーブの買い手の収集家「リーア・ティヴァン」に会うため、宇宙の果てにあるというノーウェアに向かうのだが・・・