ずっと来なかった連絡。
朝一通のメールが届いた。
ゆかからだ。
内容は、ごめんなさい。ケータイを見て、メールや着信の記録がたくさんで、どうしたらいいか
わからなくなった、とのことだった。
また、俺が他のキャバクラへ行った事に対する批判。
とりあえず連絡が来た。
俺は、ここ数日でいろいろ考えた。どうするべきか。
ゆかの自由奔放さ?を受け止めて愛し続けるか。
ゆかのいい加減さに呆れて、もう離れるか。
ゆかと付き合うときに言った言葉。俺が放った言葉。
「ゆか、ゆかは独りじゃないんだよ。俺が横にいる。東京にいても、独りじゃないんだよ。」
この言葉をもう一度考えてみた。
俺は格好つけのために、気を惹くために言ったのか?
違う。
この言葉を貫こう。
そう考えた。自分の言葉を信じ、貫くことで支えにしようとしていたのかもしれない。
「ゆか、いろいろ慣れない土地でストレスが溜まることもあると思う。
好きな相手だから話せないこともあるのかなって思う。でも、俺はいつでもゆかの味方だよ。
いつか話せるときが来たら、話して欲しい。俺が何かの助けになるのかどうかはわからない。
けど、俺は味方だよ。」
メールを送信した。
その日の夕方に返信。
「ありがとう、嬉しいよ。でも、こんな私のこと嫌いになったでしょ?ごめんね。私もいろいろ考えてた。
でも、どう話したらいいのかわからない。」
いくつかのメールをやり取りし、ゆかは仕事に入った。
今の俺は、ただ待つしかない。
今までの俺なら、こんな芸当は無理。受動よりも能動なタイプな俺。
まさに忍耐の勝負。
これを一つの試練だと考えるようにした。
でも、辛いわ。
会いたくても会えない。話したくても話できない。
本当は、今すぐにでも、ぎゅっと抱きしめたい。ゆかを感じていたい。