3日前ぐらいに柚子が大量に我が家にやってきた。
どうやら父親が貰ってきたらしいのです。
父親はガス会社で働いていて、いろんな企業や個人のお宅に訪れることが多い。
そして遺伝子を経由しておれに譲ることのなかった積極性を武器に、いろんな人と仲良くなっていきます。
そのため非常に顔が広く、その顔の広さを全力で活用するような人なのです。
最近ではボロボロになり車検も切れた車を手放し、新たな車を10万程度で譲り受けてきたほどである。
知り合いのディーラーの娘さんが使っていた車だそうな。
そんで今回は、どっかの農家の知り合いから、柚子を大量に譲り受けてきた。
ダジャレだ
その柚子の量は物凄いもので、バケツ一杯に入っていました。
あんな量の柚子を見ることは今後二度とないでしょう。
というか来ないでほしい
柚子は風呂に入れたり焼酎に絞ったりと、色々活用されましたが、余りまくった。
そもそも柚子なんか別に使う機会がないので、ウチだけで使いきれるわけがない。
一番厄介だったのは皮です。
皮を細かくみじん切りにしたものが、おかずの一つとして食卓にならんだのですが、大量にあるものだから、朝から晩、酒のつまみにまで毎度登場してきた。
そもそも別段おいしいわけでもないし、しょせん皮だから腹もふくれない。
なのに奴は我が物顔で『欲しいんだろ?』と毎回食卓に登場してくるのだ。
あまりにしつこいので、手をつけずに無視を貫き通したところ、どんどん奴らの顔色は悪くなり、処分されました
二度とおれの目の前に現れるな!
しかしそれでも柚子は余っているので、近所におすそ分けと称し、大量に処分してきたらしい。
が、ご近所さん達だって4つも5つもいらないので、それでも余る柚子たち
父親は残った柚子を仕事先で配ろうと、昨日の朝、柚子を持って仕事に出かけていきました。
帰ってきた時には父は柚子を持っておらず、ついに柚子地獄から解放された。
話を聞いたところ、父は柚子をガソリンスタンドに持っていったらしい。
ガソリンスタンドは特に顔が広く、おれが母親と車で寄っても挨拶してくる人がいるほどです。
言えばバイトも紹介してもらえますが、特に働きたくないので一度も頼んだことはない。
兄は短期でやってましたが。
さて、そのガソリンスタンドに置いた柚子たち。
どうやらお客さんも自由に持ち帰れるようにしたらしい。
食の安全が叫ばれる昨今、そんな危険なことをして良いのかいささか疑問を感じます。
しかしそれ以前に問題なのは、その柚子の提供を示す、父親の書いたメッセージである。
『ゆずです。コブクロでもいきものがかりでもありません。ご自由にお持ちください』
父親の知識の中に、コブクロやいきものがかりという単語が存在したことに驚きです
そんなゆずは、父が帰りに寄ったときには無くなってたそうです。
1日で無くなったのがたいへん嬉しかったのと、自分でもメッセージが気に入ったらしく、家族一人一人に何度もどや顔で語っていました。
柚子と同じぐらいうんざりでした。