【REAL-ME!】耳で見る。目では見ない。

 

 

ふと、

自然の中に入ろうと思い

 

予定変更し

竈神社から続く

霊峰宝満山に。

 

 

目で見るな

耳で見ろ!

 

そんなメッセージに

ふれたものですから

それを体感しにきたのです。

※桜井章一さんの本より

 

こんな岩道を上がっていくと

単なる階段あがりをしていくと

すぐにへばります。

 

いかに力(筋力)ではなく

自然体で登っていけるのか

 

そういう意識で

登っていく。

 

 

これ、面白いですね。

 

自分の筋力で登っていこうと

してるとき、

 

意識は、

自分の力で登っている

 

になっている。

 

そういうときは

目で見てる”自分”というものがいて

 

その自分が見ている

って感覚。

 

 

あくまで自分という

”我”が基点。

 

 

だけどね、



耳で見てみよう

 

そう意識すると

違うものを感じるの。

 

 

全体を

感じとろうとしている

ことにきづく。

 

 

全体が基点。

 

 

自分というものが薄らいで

消えていくような感覚。

 

 

自分が山に登っている

という自分ありきが

 

いや、そうじゃない。

 

山の中にある一つに

なりにきたんだ。

 

山の一つとして

迎えられに来たんだ

 

そういう意識を

感じ始めるのね。

 

 

岩も木も、土も

鳥も動物も、水も空気も

そこにあるもの、全部。

 

 

 

そう思うと

靴を脱ぎたくなった。

 

 

よく山や海にくると

裸足になるんだけど

 

あ、そうか!そういうことか!

 

なんか腑に落ちた。

 

 

自分という我から離れて

一つを想い出しに来たんだよ。

 

さっそく

裸足になって、靴もって

えっちら登り始める。

 

 

そしたらね、

すっごー気持ちいのよ。

 

 

石の感触は冷たく気持ちよく

ひんやりとしていて

でもスッとするなにか。

 

土や木、葉っぱは

ふわっと暖かく、やわらかく

堅くてもそれぞれの堅さに

そのものを感じ。

 

 

手で触ってももちろん

感じるものなんだけど

 

 

足だと全然その感度が違う。

 

 

 

 

 

山を登る自分

山を征服するぞ

と意気込む自分から

 

登らせていただいてる

この山に迎え入れていただいている

 

そんな気持ちになっていくんだ。

 

 

 

なんかいつもより表情が柔い。

 

 

自分という個の力から

離れる意識になってくると

登るのも楽になってくる。

 

 

筋力、足で登るんじゃなくて

自分の内、体感体幹で登っていく感じ。

 

古武術とかでいう

中心で動く、みたいなね。

 

 

登るというより

すっと移動していくかんじ。

 

 

これは楽だね。

 

あ、でも

呼吸がおいつかない。

すぐぜーぜー息切れ💦

 

 

だから

焦らず山の途中の岩々、木々

土や空気、青空と一緒にいますよー

 

って上っていく。

 

 

そしたら

身体の全体にも意識がいきはじめ

筋肉、内臓、血流、細胞にも

意識が通り始めた。

 

 

これ、全部ひとつのもの。

山も自分も細胞もぜんぶひとつ。

 

 

 

耳で見る

きっとこういう感覚なんだね。

 

 

変な執着がなくなるから

絶対登頂してやる!って

意気込みにこだわらなくて

 

 

あ、出発もおそかったし

中宮までこれたから、

もういっか、

 

って思えるの。

 

 

あと500米で頂上だけど

自分の身体とも時間とも相談したら

もう、ここで十分!

 

そうやって

自分の正解に近くなっていく。

 

それでも行きたきゃ行くしね

引き返してもよい。

 

 

 

ここに来れたから満足。

ここが、今日の頂上。

 

 

 

こうやって景色みてるときって

自分っていう囚われが失せていくよね。

 

身体感覚に耳を澄ますと

胸がひらき、力みがなく

呼吸も深く、眼も緩み開いてる。

 

ただ見とれている。

 

見ているとういうよりは

つながっている。

 

それを

耳で見てる

と言うんだろうね。

 

 

下りはね、

さすがに痛いから靴はいた。

踏ん張りが必要だし。

 

さらに膝が痛くて

思ったより時間かかる。

 

薄暗くなってきて

じゃっかん心もとなくなってきて

 

あ、大丈夫だった!

と思い直し

 

やっとふもとに。

 

竈神社にもどってきました。

登る前の写真だからまだ明るいね。

降りてきたときはすっかり薄暗く、

またなんともいえぬ佇まい。

 

 

手水舎が綺麗なの。

花が活けてあった!

 

登山前に

ちかくのお蕎麦屋さんの

自然薯鳥そばもいただきましたよ。

 

地鶏のこりこり感が

味わい深く。

 

で、二日市温泉の銭湯

250円に入って帰りましたとさ。

 

※よめさまには内緒💦

 

 

耳で見る

この感覚で、

また今日一日すごしますか

 

ひとつの全てでボンボヤージュ!船