男にとって「イク」のも「イカせる」のも実は重荷
男性は、女性を喜ばせたい、守りたい、自分の有能性を発揮したい、達成したい生き物だとお話してきました。
実はせっく・すの時にも、同じように男性は自分の有能性を発揮したい、確認したいが当てはまります。そして女を喜ばすために
「イカせてあげなければ・・・」という使命感、
「自分もイカなければ・・・」という義務感
も同時に抱えているのです。
これはせっく・すが肉体的な快楽であると同時に精神的なものでもあるため、意外に重荷にもなってしまう一つの要素です。
これが理由でせっく・すにコンプレックスを持ち、したくなくなる男性もいると思います。
・イカセられない自分は劣っている(情けない)
・イカセられな自分は、好きな女性も満足させてあげられない情けない(申し訳ない)
・イケない自分は男性として不十分(情けない)
・イケない自分は、好きな女性とのせっく・すを完結できない情けないやつ(申し訳ない)
こんな心理が実は男性にもあるのです。
単に性欲だけでいる人もいるかと思いますが、案外このように精神的にも影響をうけるも男性。
男性は、自分が弱い、劣っている、情けないということを人には見られたくないし、自分も確認したくない生き物です。
それが証明されてしまう位なら、その可能性を放棄したくなるのも男性ならではあるのです。
男性がそこまでせっく・すに優劣や義務感を感じてしまう大きな理由の一つがAVです。
男性にとって、性のバイブルはAVやえっち本です。これをお手本にし、これがすごい(女が悦ぶ)せっく・すだ!と大きな勘違いしてしまう。
この手のものは男性の性的興奮をかけたてるような作りになってますから、女性をモノのように扱ったり、支配的に扱うこともざら。あくまで男性目線で過激な演出も多い。
※女性もかなり大げさによがりますし、しおを噴いたりしますからそういうものかと思ってしまう。
男優が女優を何回も何回もイカせてあげますし、激しい動きを連発します。そして、男優自身も何回も連射がききますから、それを見てると
・あれが優れた男性のせっく・すなんだ!
・あれだけ女を喜ばせてあげれたらすごいな!
・何回もイカセられるなんてすごい!
・何回も連射できるなんてすごい!
・しお噴きすごい!
そんなふうに思えてきても不思議はありません。
女性から観たら、おいおい、そんなの必要としてねーぞ!って思うでしょ。バカみたい・・・って思うかもしれませんね。
AVをバイブルにすると男の有能性はこんなかんじです。
・より女をイカセられるか、噴かせられるか
・より長時間(発射しないで)キープできるか、
・より何回も連射できるか
これが男としての優れている有能性になりますから、それができないと自信を失ってしまう。(下手だと思ってしまう)
なんなんだ、この独りよがり・・・
ほんと、今思うと女性からの視点が欠落してますよね。
相手がどうであるかより、自分がどうかだけの目線。
女性はどちらかというと、丁寧に愛してほしい表現の一つにせっく・すがあり、他の女性との優劣はそこにもとめていないかと思いますが、男はなんでも自分の有能性の発揮につなげますし、勝手に優劣を競ってしまいがちです。
恥ずかしながら、僕自身AVってかなり歪んだ像であることが分かってきたのは最近です。
それが大きな誤解で勘違いであることは
女性のみなさんなら当たり前かと思いますが
男性にとってはなかなかそれを知る手立てがなかったのです。
少なくとも僕は、せっく・すに勝手に重荷を感じてました。
恥ずかしながら歪んだせっく・す感をもっていた一人です。
せっく・すは楽しみでもあり、同時に精神的プレッシャーを感じる場でもありました。
イカせることが使命や義務に感じられ、悦ばせてあげられないときの申し訳なさ、いたたまれなさに自信を失う。
イカセてあげなきゃ・・・喜ばせてあげられない俺は情けない奴、という重荷。
さらに年齢的な理由から自分もイケないことも増えてきます。
イケない・・・男性機能が劣ってきた・・・相手も満足させてあげられない奴という重荷。
もしかしたら僕だけの妄想かもしれませんが、僕は快楽と同時に重荷も一緒に抱えてました。
そんな僕はうちの嫁ちゃんの言葉に救われました。
「無理しなくてよいよ」
「焦らなくてよいよ」
「くっついてるだけでよいよ」
女性のそういう言葉にほんと救われるのです。
とくに、「くっついてるだけでよいよ」
「それで満足だよ」
そういってもらえるとホッとするのです。
有能性を発揮したいし、喜ばせたい使命もある男性目線では観えないところですから。
でも、イカスことが目的ではなく、精神的に満足をえるための一つの行為と考えるなら、「くっついてるだけでよいよ」はそれこそが歓びで目的。
女性がそこで満足してくれるなら、そこに男しての使命も果たしているのです。
男としてはフィニッシュして完結、っていう想いはありますが、女性にとってそれは必須条件ではない。
お互いイッテなくても満足は得られるものなのだということが分かりました。
せっく・すは肉体的な快楽であると同時に、精神的に満たされるものとしてとらえれば、在り方は変わってくるのだと思います。
40超えたらもう、若いときのようにはいかないですからね。
必ずフィニッシュさせる必要もなく、お互いオーガニズムを感じなくてもよい。
イク・イカナイ、そんな呪縛から解放されて良いのだと思います。
男には単なる性欲ももちろんありますが、
それと同時に男としての有能性を確認したかったり
女性を喜ばせてあげたい義務や使命ももってること
もし、そのことを女性にも分かってもらえるとちょっと安心できるのだと思います。そして、女性の想いもちゃんと伝えて良いのだと思います。
それがお互いのためになるのです。
※最近では女性目線の本が増えてきました。
この徳永さんの本も良いですね。テクニックとかそういうことより、せっく・すへのとらえ方・視点を新たにするにはおススメです。
今日も重荷をおろして ボン・ヴォヤージュ!
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