治療プランについて
この表は厚生労働省が発表しているものです。
どんな歯でも、うちに来院したからには絶対諦めない
と、患者さんと一緒に頑張って治療してきました。
もちろん今でもその方法を選択する場合は多々あります。
ただ、過去のようにどんな歯でもということではなくなってきました。
あと何年生きるかわからないからとをおっしゃる患者さんがいます。
しかし、統計データを見て欲しいです。
平均余命まで歩いて歯科医院にいらっしゃれるのでしょうか?
何処かのタイミングで、
局所麻酔をためらうような内科的疾患や、
抜歯などの観血処置と相性の悪い薬の服用が必要になる可能性もあります。
きちんと治療できる時に、全力で治療する。
私たちの使命は、患者さんの歯を守ることですから。
しかし、決して歯を残すことだけがいい治療ではないと思います。
歯を残すのは、簡単です。
抜歯しなければいいだけですから。
しかしその歯が周囲の歯に悪影響を及ぼす場合も考えられます。
10年、20年後どうなっているのか?
そこまで考えて治療プランを立てるようにしています。