キャプテンニッポンのソウル温泉 -32ページ目

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


市営とかの生ぬるい室内のやつじゃなく
かと云ってサマーランドとかよみうりランド
調べたら大人3500円とか正気か。ゾゾか。
ゾゾはホテルのナイトプールか。いくらなのか
調べたくない。
もっとこう…塩素と灼けたコンクリの匂いが
鼻をくすぐる…学校のプール。児童さんたち
羨ましい。日々日々ビニールバッグを小脇に抱え
爛々と目輝かせて
校門に吸い込まれてく。それさ大人の事情で一日だけ



貸し切れませんか教育委員会ならびに文科省。

夏が来てプール開きが近づくと、箪笥から
パキパキに乾いたビニールバッグを探し出して
まずその感触を指でなぞって確かめてから、
顔を突っ込むように昨夏の残り香をきこしめして
ガンギマってた
リトルキャプテン。みんなもしてたでしょ。



小中時代の記憶を追うときまって

鯨の竜田揚げだの揚げパンだのと云いたれるやつ
オレが給食で唯一尊かったの牛乳だけだったし。
授業は時計の針を見つめつづけるだけの苦行だった。
あの日に帰りたい?夏のプールにだけ帰りたい。
女子のナイロンになんて見向きもしなかったし、脇に
はりついた縮れた謎のクサのようなものにこの世の
終わりを告げられもした。それより水素と塩素が
くれるツンとくる酩酊と狂騒。まるであの世のよう。
未来の大人たちの覚醒機会を奪うのはちょっと。



じゃ夜はどうかな。

ナイロンもひんやりと火照った肌もコミコミで
手ェ引いてもらって夜のバタアシ。キマるな。