キャプテンニッポンのソウル温泉 -24ページ目

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


19歳。若さとは醜悪だ。むき出しの先っちょが先走ってて
持て余してて破綻してていてててて。圧倒的に不様だし
吐きそうなくらい青臭い。カルキ臭い。ああもう全っ然だめだ。



そんくらい素ん晴らしい。

錯乱前線、というバンド。オレん中では2000年前後に絶滅した
「はずだった」にっぽんのロックンロール。生存してたか。
脈々とドクドクと毒々しくほとばしる若気。選ばれしもののみが
まとう邪気。もののわかってないオトナたちの眉をひそめさせてきた
異形のリズム。書いたかもだけど夜のヒットスタジオに出た
デビュー前夜のザ・ブルーハーツ。親の部屋にしかなかったTVに
かじりついたオレに「なんだこの歌い方は(笑)リンダってのは
ネズミの名前か!?」by父・明、「まああなたが革ジャン着てるのは
この人たちの真似なのね嫌だわ馬鹿みたい」by亡き母・貴美子。



畜生ババアおぼえてろ!


あの辛酸をなめた夜がよみがえる…

馬鹿親判定音楽。これからも良識あるPTAをかたくなに拒め。
ロックンロールの明日を託す、とまでは。でもあさってくらい
託せるかもしれない。十代の荒野だぜエブリイバアデー。