五十路のラスタファーライ | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


 One good thing about music
 When it hits you  you feel no pain
 So hit me with music
 Hit me with music now 

 音楽のいいとこはさ
 どんだけ殴られても
 痛くないってとこ
 だから音でぶちのめしてよ
 さあボコってくれよオラ

ええ、ここ一年ぐらいボブ・マーリーにご執心で
でも所持してるブツは件の『Legend』と『Live!』と
ファースト『Catch A Fire』のみ。それを大事に
大事に聴きつづけて。今はストリーミングで色々
聴けるからと、買わずに全世界デビュー前の
ジャマイカ音源とか、死後にワラワラと出てきた
ライブとか未発表曲とか聴いてると…いいんだわコレ!
永遠にキメつづけたくなる。全部所持してたい。
でも財政的にね。
オリジナルアルバムを半年に一枚くらいで買い足して…
とかちょっと無理な性分でもあり、オレは音の他に
風呂と飯
つうアイデンティティがございまして。それを制限される
くらいならば、三度の飯>週イチの温泉>ボブ・マーリーだ。
でも必須なものが重要とも限らないのが人間の肉体の神秘。
酒やタバコ、禁止薬物もそう。セックスだってそうだろ。



もろもろを脳内閣議に諮り

4枚組の全キャリア網羅アンソロジー的なやつ購入。
正直聴ききれんのオレ?的懸念もあったけど、葛藤中ずっと
ストリーミングで、タブレットのか細い低音で、寝る間も
惜しんで「嗚呼、ここにぶっといベースが鳴ってたならな」
と無い低音を妄想しながら。だってレゲエの醍醐味はさ
ベースとキック
がついたりはなれたり、ひっからまったりしながら
聴く者の依存を生じせしめる中毒性でしょうが。
その低音を奪われた劣悪なリスニング環境においてすらも
ええのんよコレ。永遠に聴いてられるモットクレモット。



フットイノチョーダイフットイノ…

アンソロジーの締めに入ってるのが
生前最後のコンサートとなったピッツバーグ公演の
' Redemption Song'。弾き語りとYeah!の絶叫から
はじまり、コンガに導かれてつんのめるように歌われる
それが、それはそれは誇り高い。脳腫瘍が発見されて
なおツアー続行を表明するも病状が進行し、この公演を
最後にキャンセル。瀕死の白鳥が絞り出す気高き絶唱だ。
コレ、オレの人生のセカンドハーフの公式アンセムと
定めたから。オレの明日を何処へか導けよ償還の歌。



原曲はこう。絶唱版はなかったので

是非あのテンションに触れてもらいたかったが。代わりに
大好きなスペシャルズのリンヴァル・ゴールディングと
これまた大好きなオーシャン・カラー・シーンのギタリスト
スティーヴ・クラドックによる名演、と大シンガロング祭。


ああ導かれるわ…

レゲエ=かったりい…まあオレも永きにわたってそんな風に。
でもリズムの律動とか、BPMに頼らないメッセージの疾走。



冒頭の「音でぼてくりこかせ」の破壊力。

今んとこラスタカラーのTシャツは着てません。
ドレッド?そんな髪はありません。無宗教です。