一部始終。ほぼフル尺。
長えよ(▷溢⊿#)
なんか石橋正次、役を忘れスイッチ
入っちゃってんじゃねえの?
と勘ぐりたくもなる。なにせりりィだ。
19のりりィ。十代にあるまじき妖艶さと
ハミルトン的あどけなさ&危うさを
奇跡的にハイブリッド搭載した
観測史上最凶の
りりィだ。無理もねえ。きのうは例によって
例のごとく狩られに狩られた。だがオレは
オレには使命というものがある。オレは
これを亡きりりィに託されたのだと信じるね。
べつにお宝を暴きたいわけじゃない。
『青い鳥』の、牧場の女将が
飼い葉桶ぶら下げてる、エロチシズム的には
絶望的なこんな絵にもさかる。
なんて美しいのか。もう十何年も演技から
遠ざかっていたりりィに、この作品への
オファーを出したのは主演の豊川悦司だった。
なんて慧眼だ!
と前にも書いたけどあらためて、なんて慧眼だ!
このほぼワンシーケンスの客演が、その後
二十年間映画にドラマにもたらしめた豊穣を
しみじみ考えてみる。はかりしれない。
オレはりりィに関しては一歩も引かぬよ。