ヨコハマの、っつってもハマも色々。
最寄りのJR大口や京急子安駅前は
みなとはみなとでも、みらいじゃない
ノーフューチャーな
小汚い街。一号線沿いにそれはある。
鷲の湯。

スーパーじゃない、ただの銭湯。11時のはずが
常連のプレッシャーに屈したか10時半開店…
常連諸兄、マイカラン、定位置確保への並々ならぬ
執念。カランに置いてあるオケを使おうとしたら
怒鳴られる。ソォリイ、ユアカラン?
倶利伽羅紋紋男子多し。それもウェットスーツ状の。
だいたいこのへんの温泉銭湯は汲み上げた冷泉の
黒湯(化石海水)を加温してるんだが、その加温を
リーズナブルにするため、いったん汲み上げた黒湯を
水風呂にプールして、オーバーフローしたやつを
沸かして高温槽へ配湯するシステム。つまり
水風呂が
源泉掛け流し。
先人の節約術がオレの絶頂をカウントダウン。
ちょっと全国の名泉でもお目にかかれまい。
塩素も何も足さない水、それも源泉にまんま
浸かれる水風呂。ユネスコ、登録まだか?
世界遺産。
チンチンの高温サウナで発汗したのち
珈琲色の水にカラダを預ける。すぐ
それはやってくる。冷たいのに冷たくない。
やなのにやじゃない。
16℃前後だよ?せいぜい2分が限界のはず。
それが5分…10分…望めば30分でも。
3セット…4セット…止まらない。止まれない。
フィンランドの精霊憑いた。
真夏日だろうが熱帯夜だろうが浴後の外界は
あの世。
暑くも寒くもない。オレほんとに生きてる?
自分のカラダが透けて消えてしまいそう。
写真ないし、なんかまたこじつけて

おちゃらけたgifでも貼ろうと思いましたが
まるで思いつきませんでした。ので著書『湯遊白書』で
タナカカツキと並ぶサウナ漫画家の二大巨頭となった
まんしゅうきつこ先生の素顔です。
お美しいや。
ま、こういうことなんです水風呂の向こう側って。
それにしてもまん臭きつこって…