例によって例のごとく一度スカヨンが
鎌首をもたげてくると、寝ても醒めても彼女が
最大の、唯一の関心事となる。それが恋だぜ。
全部持ってこい。
『アンダー・ザ・スキン 種の捕食』
柄タイ装着シーンから始まって

着と脱とをえんえんと繰り返す、怖くもなんともねえ
1ミリもドキもハラもしねえ、肥えに肥えまくった
スカヨンをひたすら腹に詰め込まれるだけの糞映画でね…
と切り捨てたいとこだが、攻殻で機動する前から彼女
準備万端だった。


オエ…肉襦袢の下は炭人間。ここでのスカヨンがもしも
肉襦袢を着てました、という設定に寄せて増量してたとして
肉襦袢脱ぎました炭人間です、のために減量したとしたら
デ・ニーロアプローチばりのものすさまじい役者根性だけれど
絶対ねえな。
ここ最近はすすんでやさぐれてってる感があるスカヨンだが
『ロスト・イン・トランスレーション』のシャーロットは
映画史上もっとも可憐で愛すべき銀幕の住人で、忘れようにも
忘れられない。ソフィア・コッポラ監督が作り上げた、いや…
ソフコップとスカヨンとが混濁して一体化して乳化して勝手に
立ち上がった奇跡の理想像だオレには。あのシャーロットも
そろそろ四十路かね、そろそろええ塩梅やの、と思ったら
まだ三十二歳?
てこたあ


『ロスト〜』公開時は十八歳だった十八歳だった十八歳だった。
幼妻じゃねえか幼妻じゃねえか幼妻じゃねえか幼妻じゃねえか。