『運命に、似た恋』視てます今。少し荒唐無稽すぎるし
斎藤工が上半身裸で房のままの黒葡萄を頬張るとか
女って、女って、この程度で奮い立つの?
ってくらいお手頃なカリカチュアに辟易。申し訳ない
自分の事は棚に上げて。
まあ万障をお繰り合わせても原田知世に拝謁つかまつりたい。
男なぞ女の風上にも置けぬ、風下でかほりをにほひたひ。
その前提で申し上げるけど。じゃ男は?これで奮い立つか?
原田知世の片膝。左、右、ワンツー。

立たせんだよ。控えめな口角と少し尖ったくちびるで
やんわりと突き放され、窘められながらも、やがて
ぴっちりと正された居住まいの、そのほんのわずかな綻びから
微かな光明が差すのを待ち望んでるんだ。
それが原田知世神のオレたちにもたらす祟り、恵み、贖い。
Nドラの必要悪ではあるが、安易なコメディ描写に唆され
なかなか降りそそがない。が、工に「何か歌ってよ」と促され
あの口と声とで口ずさまれるユーミンの『雨の街を』。
鬼道を事とし能く衆を惑わす

とはこのことだ。オレたちはお手頃に発奮しまくるが
女性たちに於かれましては、立つより立たせる立ち位置に
あらせられていただきたい。下から目線で。畏れながら
切に願いつかまつります。