クロスロード | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


ロバジョンに


 急いでくれ 急いで伝えてくれ 俺のダチ ウィリー・ブラウンに
 俺はまたあの十字路に立ち尽くして途方に暮れていると



と歌われたウィリー・ブラウンと


少年の、十字路に現れるという悪魔と契約し
自分の魂と引き替えにブルーズを授かった伝説(史実?)
に基づいたニューヨーク発ミシシッピ行のホーボー映画。
観たのはまだ少年の日で、寓話的エピソードが多いし
わかったようなわかんないような老人の小言は五月蝿えし
たぶん今観たら結構陳腐?
と訝りながら恐る恐るこれを観返したのだけれど



これは


全編全カットが詩情に溢れ全台詞が名言だ。
『車がなくて男と言えるか!』とか
『彼女にはアンヨがある
お前の親指より効くんだよとか
この三十年で何万回使ったか。全部これだ。


好き嫌いではない。ブルーズはすべての男の生理に
通底する。ゆりかごから墓場まで逃れられない。