とりとめのない、十三、四分の短編映画で
あな多部チャン愛でいろす
と手放しに劣情が迸るでもないの、なんでか。
多部チャンは玉のよう。だがよ
なんかざわつかねえか?と思ったら宇野祥平でやんの。
そう、あの江野君。
観なければよかった。オレは「彼」に出会う前の視覚で
曇りなきまなこで、誰憚らずファンタジーと向き合いたい。
ゆうてもね、あらゆる恐怖映画を超えて、たとえば
『シャイニング』のニコルソンなんかより全然、怯えや
慄きが瘢痕化してっからね。憑かれた者のもう途方もなさや
取り返しのつかなさでは、世界レベルでぶっちぎりでは?
わあコワい、と心や神経に作用するのでなしに
臓器に障る感じ?トラウマってより
立派な疾患?