本当に『ごめん』 | キャプテンニッポンのソウル温泉

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ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


基本的には全面回避です。制服を着た男女が
学徒の分際でホレたハレたヒレたフッたフラレたの
そういうクソっくだらねえのはさ。嫌で嫌でもう。
自分が学徒の分際で好きなのに好きじゃないと
意気がったり、あげく言葉責めで泣かしちゃったり
「ブース」とか夢にも思わないことを口走っちまったり…
あの日の恥をHD再生で観せられてる気がして。
謝るならあの日の自分に。
これなんざ、小6男子が中2女子に、って
もうちゃんちゃら可笑しい、片腹痛い境遇だけど
忌憚なく好きを届けられてる。小6が。
理想的に活発でツンでデレな高嶺の花に、勇猛果敢に
高圧的な低姿勢と、まるで乳飲み子が下から仰ぎ見るよな
上から目線で
って絶対ニクメない戦術的アプローチができている。



棺桶に入るまで男子かくあれかし。



二度観終えて今、僕、完全に求愛目線です彼女に。
銀幕の揺らぎと自分の鼓動とがピタリ同期した。
錯覚なんだろうけど、こんなのは大林の『転校生』や
相米慎二の『台風クラブ』以来だ。なんてこったい
と思ったら、監督の冨樫森は相米門下生だったそうで。
おまけに小西真奈美がド切なかったこれも
冨樫作品だそうで。ああ地味に忘れえぬやつだ。



ゆうてもね僕


高純度なものはラブコメにかぎらず大好物なんですよ。