女は顔を伏せ近づく機会を男に与えるが
男には勇気がなく 女は去る
さあ最新の好きをぶっぱなすぜマギー・チャン。

これはきつい映画だ。隣人同士、たがいの伴侶同士が
よろしくヤッていると知り、じゃあオレもワタシも。
だがツンデレなふたりは越えたいけど越えられない一線。
チャウ&Mrs.チャン。
ヘイ!YOUたちヤッちゃいなよ!

いえ、僕は即嵌め主義者じゃない。決壊する躊躇や
大前提がくつがえるのを見るのが三度の飯より好きだが
こんな危険水域な飽和状態に達しながらも、精神的に
求めあい欲しあう。
清いがいちばん清くない悟りの愛。プラトニック。
ゆとり世代は直管世代でペッティングって言葉すら知らない。

と書いたが、あの子らはプラトニックって文字の
羅列、アナグラムかなんかみたいに鳩が豆鉄砲喰らう
みたいな、なんでこっちが責られんのかと素頓狂な
顔をされそう。悪い悪い。悪いのは全部こっちだった。
どうぞ味わうより先に果てなよ。
かつて映画には「ウォン・カーウァイ」や

「岩井俊二」ってクサくてもどかしい手法があった。と
記述されんだろうな遠くない未来のウィキペディアに。