ザ・ストライクス | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


かっこよかったなあ。下手すりゃあ三十年前。
下手しなくても軽々四半世紀のいにしえ。
もはやオレがビートルズ初めて聴いた時、ううっ 
'Love Me Do'ってなんてもっさりと古臭え曲なんだと
まったく受けつけなかったのより、はるかに昔昔
大昔の、とっくに風化…しねえんだなこれが(笑)



I'm so feelin' blue...


異星人。四谷の不良少年5人(+マネージャー)が揃いの
スーツを仕立てて、やたらレアでミントな楽器を携えて
パンクだのネオアコだの、同時代の音楽どこ吹く風で
自分たちの脳内に王国を築き上げ、ビートを純粋培養した。
成り立ちが謎すぎ。



下手すりゃキャヴァクラのあの4人より。


と今でも真剣にそう思う。メジャーデビューが決まり
当時、浅香唯と中村あゆみでブイブイゆわしてたレーベルに
脈絡のない歌詞を変えさせられ、マイクはセンターに
置き換えられた。ピチカートの小西康陽に和声やアレンジを
切り揃えられた。ビートのbpmも活動も失速していった。
ハートのないA&Rが決定したデビュー宣材の叩き文句は
『反ビートパンク宣言』
宣ってもなかったろ。アルバム二枚で彼らはふたたび
インディーズへ。それでも伝説は鳴り止まなかったわけだから
それもまたロックンロール。でも僕はどうにも歯痒かった。


僕が同時代を生きた、生きれたバンドで
ブルーハーツとフリッパーズとストライクスは別次元。
オリジネーターに表敬しつつ、舌を出しながら飄々と
不敵で無敵だった。あの頃シカトをきめこんでた
スライダーズもブランキーも完全に同一線上のソレ。


ゼイ、ドンウォナビー、ゼム…
ゼイ、マストビー、ゼム
イグザクトリイ。