人生で出会った名著を3作品挙げよ。
樋口可南子『Water Fruit』
那由多遥『15 rooms』
久保恵子『My Love』
疑う余地なく。今日のキャプテンの血肉と精神を醸した。
死せる日の走馬灯はきっとこう。切っとこう。

いいよな今の時代。あの頃あれほどの逡巡と羞恥と
呵責とか罪悪感に苛まれた。このレベルで。や。
このレベルだからこそ尚。それが今や内ポケットにいつも
スマホやタブやPCで拝謁可。わざわざ隣駅の書店でとか
それも老夫婦の営む個人の、とか、儀礼的なしばりを
これは所謂方違えや方忌みだと自分に
言い聞かせた、あの奇妙な高揚や焦燥感を経ることなく
Wi-Fiや4Gでやすやすとコネクト可能。ついに未来は
僕等の手の中。
でも何か、胸のつかえる感じがするのはやはり
プロセスにこそ神はいまし、という戒めかな。