徒歩7分 | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


挙動った女が、5年も前に切れた男宅を訪れつづけ
噛み合わない問答の挙句「おなかへった…」
カップヌードルを渡され帰される。女、自分の部屋の
写真立ての横にカップヌードルを飾る。これはホラーでは
ないが怖え。隣人菜葉菜、押しかけストーカー田中圭や
弁当屋の石野真子との会話も徹頭徹尾噛み合わない。
田中麗奈が鬼気迫る。
人の生理に反する言い回しや語彙の長台詞を自在に操る。
スナックのバイト初日に喪服で出勤。妹は「貧困をなくす」
ためヨーロッパへと旅立った。もっと心温まるコメディ
みたいなのかと。何だコレ、台詞についていくのに



緊張を強いられる。


ゆるいがゆるくない。
第5話。ひとりの部屋でひとりでにトイレに閉じ込められ
パリにいる妹に電話で泣きつく。警察は呼びたくない。
親も呼びたくはない。とにかく騒ぎにはしたくない。
トイレットペーパーに書いた文字はSOSのSが一個ない。
やがて階下の元ストーカー田中圭と洗濯機ホースを介しての
情報戦。結果、地上にはギャラリーが群がる。「住めば都」
とか言いたれといて、大家不在で二泊目決定の報に逆上。



でも人生とは案外こんな。


笑えない密室コントだ。これは人の生涯だ。