Musical Massage | キャプテンニッポンのソウル温泉

キャプテンニッポンのソウル温泉

ウォンチュー,スリー,フォー,ファイブ,セックス,ヘブン!


ソウルミュージックは敷居が高いと感じても
これ聴きゃあ誰かと
肌を合わせて
腰のひとつも
振りたくなるんじゃないの?
これが嫌いなら貴方は、貴方の人生はなんて穢れなく
一点の曇りもない清らかな人生を送られましたねと
天国の門番から薄ら笑顔で迎えられるよきっと。

おめでとさん。



リオンだよ伊藤リオンじゃないよリオン・ウエアだよもう。


ゴスペルやブルーズに端を発し、カントリーなんかとの
異種交配を経て生まれたソウルミュージックの究極の
最終形態。塩辛くばかデカい声でンッとかアッとか
ゆってりゃよかったのが、美しさで人を殺めかねない
レベルまで研ぎ澄まされた絶対零度の極北。性急な
パーカッションに鼓動ははやまり、旋回するストリングスは
こちらの動揺を嘲笑うように頭上からオレをつけ狙う。


ぐずついた曇空。部活漬けのルイはめずらしく家にいて。
仕事ができた、とこいつを放置してひとり出かけちまおうか?
なんて誘惑がステレオからまろび出る。へへっ。なあルイ。


「オレ、スリランカ行きたいえ゛!


いやいやあれは辛くて人生の艱難辛苦を舐めた者のみが
わかれるフクザツな、味覚の詫び錆びなのだルイよルイよ。


「行きたいっ泣


ちっ、こいつも感染しやがった。